どうも。世界のうりだです。
投資を始めるにあたって、どういう組み合わせで投資すればいいか、お悩みではないでしょうか?
たとえ投資するのが一商品であっても、ポートフォリオを構築していることになります。
代表的なポートフォリオ5つと、誰がそのポートフォリオを推奨しているのかをご紹介します。
推奨者を知ることによって、投資を続けるモチベーションにもなります。長期で続けるのが投資最大のコツですから、非常に重要です。
「よっしゃー! 毎月5万円、S&P500全ツッパでいくぜぃッ!」という方は、これを読んでから始めても、遅くはありません。
5つのポートフォリオからどれを選びますか?
私が3年間で見てきた投資クラスタのポートフォリオを、ざっくり分けてみました。
尚、2年分の生活防衛資金は確保しているものとします。
1.株式オンリー型
長期つみたて分散投資、バイアンドホールドをするなら、このポートフォリオでしょう。
モーニングスター・朝倉智也社長は、リスクをMaxで取れるなら、この型を推奨してたりします。何も朝倉社長が「株式オンリーを死守せよ!」、と言っているわけではありませんので、ご注意を。
独身の人は、この型でも行けそうな気がします。生活防衛資金が確保されていれば、暴落で半分になっても、自分さえ納得できればいいわけですから。
レバナス全振りとか言っちゃってる人は、ひょっとしたらこの派閥に分類されるかもしれません。
将来、この型が一番報われることが、世界的に一番いいわけです。
2.(米国)株式&現金(JRY日本円)型
リスク資産:1、無リスク資産:1と、極めてシンプルにできています。
例えばリスク資産の投資先は、絶対的な過去の実績を誇ってきた米国株式だけ。一方、ヘッジするためには、文字通りノーリスクの日本円で構成する型です。
米国株集中投資を推奨する、エグゼトラスト・川田重信社長が該当します。
大きくリスクを取れて、その上どのカテゴリも追いつけないパフォーマンスを出せる米国株。それ以外では、一切利益を追求しないコンセプトです。
前述した株式オンリー型以上に妥協を許さないのが、この型です。
今後株価が、過去50年と同じ傾向で動くなら、この型が一番パフォーマンスがよくなります。
つみたて投資でも適用できますが、むしろ一括投資向きなポートフォリオと言えます。
3.全世界株式&国内債券型
オルカン大好きっこは集合してください!
とにかく全世界で上場されている株式に投資をし、株価の変動をヘッジする資産は1円も減らさない、というコンセプトです。
海外偏重の投資クラスタが多い中、国内株式を軽んじないことに、個人的には好意を持っています。
この型で注目するのは、ローリスク資産です。国内債券には、「個人向け国債(変動10年)」を使用します。
国内債券の投信だと、どうしても値下がりしてしまいます。一方個人向け国債だと、日本国が”日本省”にならない限り、買った値段が維持されます。
このポートフォリオは、各種YouTubeチャンネルでおなじみ、楽天証券・山崎元さんを筆頭に、ブロガーの水瀬ケンイチさんが、超ロングセラーの「お金は寝かせて増やしなさい」で、この型を推奨しています。
理論的にどうこうよりも、投資するのは所詮人間です。「誰が支持しているのか」は、ポートフォリオを決める上で重要なポイントなのです。
完全な私見ですが、推奨するメンツ的には、もっとも信頼性がありそうです。
4.ハイリスク・ローリスク配分型
ざっくり、ハイリスク資産の株式と、ローリスク資産の債券を分けるやり方です。
この型は、定期的に行う【リバランス】を、もっとも重視します。
今回紹介するポートフォリオに用いる資産には、単独カテゴリの投信の組み合わせばかりです。
そんな中で、リバランスを自動的に行う「バランスファンド」を許容する唯一の派閥です。
バランスファンド容認派のカン・チュンドさんが、ここに位置すると考えています。
カンさんのお考えは、映像で見ることを強くお勧めします。
5.アセットコンプ型
メジャーなバランス型ファンドの中で、もっとも細分化された8資産(冒頭図)にノミネートされているアセットを使用します。
上記1~3の人たちの型には入っていない、「REIT」を適用するのがネックになっています。
債券、株式に比べると、市場規模がかなり狭いREITを入れる必要があるのか、という疑問が生じます。
それでも「REITは入れて然るべき!」という、気骨ある(?)ポートフォリオなのです。
ラーメンの「全部乗せ」が好きな人、いや、全部乗せないと気が済まない人は、この型しか許せないはずです。(知らんけど)
尚、先進国株式やTOPIXに投資する投信には、本当に若干ですが、REITが入っている商品もあります。
わざわざ特化したカテゴリの投信を購入しなくても、投資に有効な資産に自動的に投資できているのも、インデックス投資の優れている点なのです( ^ω^)
会員制サイト
正直、8資産を適切にコントロールするのは、個人にはかなり難しいでしょう。
マネーセンスカレッジという会員制サイトでは、8資産をただ均等に分けるわけではなく、根拠のある資産配分を提案しています。
このサイトの目玉は、なんと言っても【危機回避】です。
運営者独自の見解に基づき、暴落前に各アセットにおいて売却→現金化を指示してくれます!w(゜o゜)w
もちろん、回復の兆しが見えたら、アセットを買い戻してくれます。
危機回避が全的中だと、「安く買って高く売る」が実現できるわけです。
(共通)海外債券カテゴリがいらない?
1~3の共通認識として一点、「海外債券はいらない」というのがあります。
第一の理由として、全世界的な低金利のため、債券の相対価格が目いっぱい高値を示唆しているからです。
債券の将来を考えると、値下がりしかしないため、個人投資家が今から買う必要はないようです。
株式と比べて低リスクとは言え、現金や国内債券とは比べ物にならない上下変動があります。
仮に利息は一定でも、為替はそうはいきません。2021年の米ドル円は102円~115円の振れ幅があったわけですから。
初心者あるある
投資を開始したころは、とにかく買ってみたいと思うものです。
ローリスク資産(海外債券)でも儲けたいと思っていました。
しかし今は、ローリスク資産を徐々に無リスク資産(現金or国内債券)にシフトさせています。
投資の原動力は、あくまで株式カテゴリです。もっと言えば、海外株式であり、米国株式の如何にかかっています!
「海外の株式」の対偶(高校数学?)が、「国内の債券・現金」にあたることがわかると、自ずとやることが見えてきます。
縛られずに「続けたい投資」を!
ポートフォリオに株式カテゴリを入れておけば、その投資は成功したも同然です。
なのに、あなたのポートフォリオと五十歩百歩の差しかない連中の”ヤジ”に、いちいち付き合っているうちに、「投資の正解」があるのではないかと疑問を持ちます。
「自分のポートフォリオは、なんて愚かだったのだろう」と思わないでください。
「やりたくない投資」を捨てる
「○○さんが、『コレしかない!』って言ってるから、従ってるけど・・・」
最初は信じていた(この言い方もどうかとは思いますが)人のやり方に従っていました。
しかし、その人以外にも、良質な投資コンテンツを配信している人は数多います。
投資の入口になったポートフォリオが複雑なほど、単純化されている方に魅力を感じるようになります。
具体的には、前章のポートでいう5の型に近い方から入った場合、1の型の情報に触れると、1の方がよさそうに見えてきます。
1の方が「やりたい投資」になったら、もう「やりたくなくなった投資」を捨ててしまうことです。
未来予測なんてできないことを考えると、単純化して結果オーライの方が、時間の有効活用になるメリットを見出せます。
自己流という「分派」
最初に正しいと思った誰それに一生涯付き従えるのは幸せです。師弟の精神です。
一方で、自己流という名の「分派」に傾く人は数知れません。
やり方が複雑すぎたり、極端にカテゴリを集中したりすると、違和感を感じることがでてきます。
株式カテゴリが入っているポートフォリオなら、十分に成立してしまいます。負い目を感じることはありません( ^ω^)
つみたて投資なら、一度つみたての設定をすれば、極端な話、それ以降は何もしないことが正解になったりします。
そのポートフォリオを、これからも続けてみてください。また魅力的なポートフォリオが出てきたら、そっちに移ってしまいましょう。
まとめ
米国・FRBが金利引き上げを示唆しました。先進国債券カテゴリをお持ちの皆さんは、来年はそれなりの下落覚悟が必要でしょうね。
2022年、なんとなく春先までは、重たい相場が続きそうです。
本当の初心者は4で、数%の下落を体験してください。リスク慣れした人は、強気のポートフォリオ(1に近いほどいい)でやってみることをおすすめします。
ちなみに5は、会員として課金を続けないと維持できませんので、その点を踏まえて取り組んでください。
今回は、
- 名だたる投資クラスタたちが推奨する5つのポートフォリオ
- 「続けたい投資」とは?→最初のポートフォリオに違和感を持ったら、自己流にシフトしよう!
について、書いてみました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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