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eMAXIS Slim 8資産均等に飛びつく前に|つみたてNISAでの使い方

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どうも。世界のうりだです。

「バランスファンドに丸投げしたい」「分散がきいて、コストも安くしたい」

上記のような考えの方がたどり着くのが、「eMAXIS Slim 8資産均等」(以下、8資産均等)のはずです。

これ1本でもよさそうな気になります。

つみたてNISAから投資を始められた方は、ひょっとしたら全振り設定されているかもしれません。

これからも、そのままでいいのでしょうか?

今回は、私が考える8資産均等の使い方もご紹介します。

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eMAXIS Slim 8資産均等に飛びつく前に

分散がきいたポートフォリオのイメージ

8資産均等」とは文字通り、8つの資産に均等に配分します。

国内(日本)株式、先進国株式、新興国株式、国内債券、先進国債券、新興国債券、国内REIT、先進国RIETの8資産に、12.5%ずつ配分するバランスファンドです。

まんべんなく、平等にと、日本人にはぴったりな資産配分に見えますよね。

「じゃあ、これ一本で安心だね!(∩´∀`)∩」

資産を安定的に増やしたいと考えたとき、その選択で本当に大丈夫なのでしょうか。

排除された先進国株式

まずは、「全世界株式」と比較してみましょう。

こちらも、皆さんが大好きな「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」の資産配分を例にとってみましょう。

投資先の9割近くが先進国(日本を含む)であることがわかります。

その中でも、さらに米国株にフォーカスすると、56.6%と過半数を占めていることがわかります。

では、8資産均等はどうなるでしょう。株式、債券、REITを合計しても、37.5%にしかなりません(゜Д゜)

未来志向 一辺倒

「もう米国偏重の資産配分はうんざりだ!」

そんな偏屈で反体制的な考え未来志向の強い方には、8資産均等はすがすがしく思えるかもしれませんね。

反面、8資産均等は現在の世界情勢とは相容れない配分であることは自覚しなければいけません。

弱者は強者に比べて、消滅するリスク(投信で言えば繰上償還)が高まります。

「項羽と劉邦」や「三国志」のように、世界レベルで弱者が強者に勝つという”伝説的快挙”は、投資では起こりえないと思っています。

株式、債券と対等な「REIT」

8資産を構成するうち、2つはREITです。全体の25%、4分の1がREITで構成されているのです。

REITとは、不動産に投資する金融商品です。

今般のコロナ禍のあおりを受けて、REITは株式以上に下落しました。

株式や債券に比べると、REITは市場がかなり狭まります。それだけに、上下のリスク(ブレ)が大きくなります。

REITは、株式や債券と肩を並べる資産とは到底言えません。

金のようなコモディティの方が、よほどメジャーでしょう。しかし、コモディティはそのままでは利益を生み出さないので、8資産には組み込まれないのでしょう。

REITを組み込むことで、「資産をより分散させたい」という、投信販売側と受益者の”夢”に近づけました。

そういう意味で、8資産均等はエンタメ的要素が強いのではないでしょうか。

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つみたてNISAにおける8資産均等の使い方

竹川美奈子様様ですね( ^ω^)

さて、8資産均等はお笑いエンタメ的要素が強いことがわかりました。

では、そんな8資産均等のつみたてNISAでの使い方を考えてみましょう。

8資産均等1本で行きたい人へ

金融資産の中で、もっとも利益を享受できるのは、株式です。この事実は、資本主義経済が続く限り、未来永劫覆りません。

8資産均等は、そんなもっとも恩恵のある株式の割合を最小限にとどめています。少欲知足と言ったら聞こえがいいですが。

8資産均等は、長期投資が前提であることは間違いないでしょう。もし短期売買でワンチャンあると思ってる人は、今すぐ8資産均等から手を引いてください。

REITを少し買いたい人にはおすすめ!

「つみたてNISAをしているのですが、REIT単体の投信は買えないようなので…」

20年かけて株式を購入させつづける「つみたてNISA」が登場しました。その有用性は、数多の投信ブロガー、ファイナンシャルプランナー(FP)が絶賛しています。

「つみたてNISAは、株式全振りでおけー!」と、割り切った上級者ばかりではありません。

つみたてNISAから投資を始められた、私のようなビギナーは、種々の金融資産を知ったからには一度は持ってみたいと思うのが人情です。

善悪はともかく、つみたてNISAでもREITを持ってみたい方は、この8資産均等を選ぶ以外の選択肢はございません。

コア中のメインサテライトに!

前述した「つみたてNISAでもREITを持ってみたい」のように、メイン資産の一助として買うのがいいのではないかと思います。

つみたてNISAでは、やはり株式偏重があるべき姿です。

私の8資産均等の買い付け額におきましては、全体の3分の1弱としています。

REITや債券をゼロにはしたくない、分散こそ資産運用の原則です。さらにつみたてNISAを使うとなれば、これくらいが適当ではないでしょうか。

テレワークが加速度的に増えたとはいえ、REITはかなり戻してきました。

未来は予測できない前提ですと、今から8資産均等を購入するのは、選択肢としてかなり有望(価格が安くなっている)と考えています。

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まとめ

「つみたてNISAでバランスファンドを買うとか、全然わかってない」と、R天のY崎さんに叱られそうな内容となりました。

あ、このブログは全体的に、Y崎さんの意見にはかなり敵対的な内容ですので。

リテラシーよりもエンタメ目的で使ってくださいませm(_ _)m

8資産均等全振りに物足りなくなってから、株式全振りに移行するのもいいかもしれません。

多分逆(株式→8資産)の方が、利益が多く出るとは思います。

今回は、

  • eMAXIS Slim 8資産均等に全振りするのはアリか?→先進国の軽視、REITの重用と、現在の価値観では疑問符
  • 8資産均等をつみたてNISAで使うには?→多くても買付額の3分の1程度がよさそう

について、書いてみました。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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