どうも。世界のうりだです。
携帯電話の普及と、固定電話を使用する世代が老齢化したことにより、「振り込め詐欺」が蔓延してしまいました。
そしてそれは、一向に減少傾向が進みません。嫌な話、コロナ禍が収束しても、振り込め詐欺の勢いは衰えることはないでしょう。
振り込め詐欺は、詐欺師から電話を受けた被害者は銀行に行って現金を引き出してしまえるところに、原因があります。
「現金が出てきてしまう」スピードを遅らせることができたら、おそらく被害件数を抑えることができるはずです。
現金と同じ価値を維持しつつ、その額を本人しか使えないようにするため、「金融資産」を購入することは、防犯として非常に有効だと考えられています。
金融資産は最強の防犯ツール!

詐欺師の要望が成立する条件として、被害者が振り込むお金をすぐに引き出せる状況があります。
現金には名前がついているわけではありません。よしんば記名されていた(※文字記入等の貨幣の加工は、厳密には犯罪です)としても、現金を行使した人の権利です。
つまり現金は、奪われた時点で自分のものではなくなってしまうのです。
資産の流動性を自己規制
現金の利便性の高さと比例して、他人に行使されてしまうリスクをはらんでいます。
「自分以外に使えないお金として確保しておく手段はないものかしらん(´・ω・`)」
まず、現金を自己が所有する金融資産の一部と捉えましょう。
金融資産において、現金は流動性がもっとも高い状態です。
「じゃあ、すぐに銀行に行ってお金おろしてくるから。それくらいは待てる?」
「もちろん、それくらいは大丈夫だよ。おばあちゃん、本当にゴメンね…」
電話口で息子や孫を騙った輩に、こんな風にほだされてしまっては、思うつぼです。
最悪銀行に行ったとしても、当日中の現金化ができないようにしましょう!
現金以外の金融資産に変えておく
現金以外の金融資産に変えておくことで、流動性が格段に下がります。
一度金融資産に変えておくと、現金としてすぐ引き出すことができません。
現金が必要になった際は、金融商品を売却するための【時間】がかかります。時間の引き延ばしは、犯罪に対する第一歩です。
防犯する意味だけでも、生活費以外の現金は、別の金融資産にしておく価値があります。
何より金融資産にしておくことで、中には保有している時間が長いほど資産価値が増える可能性が高いカテゴリもあるのです!(゜∀゜)
「ちょっと今から売却の手配をするけど。来週まで待てるかい?」
「そんなに待てねーよ、クソバ○ア!!」
と悪態をつかれたら、それはあなたの親族ではなく、詐欺師だとわかります。
ゴールド(金)
まずは「お金(かね)」の語源であるゴールド(金・きん)ですね。ゴールドのあおり有用性は、加藤清史郎君のCM(だいぶ古いか)なんかでもおなじみですね( ^ω^)
ゴールドは「現物資産」、「コモディティ」なんて言われ方をします。
「有事の金」なんていう言葉があり、株式相場の暴落時に備えるように、価格が上がる傾向があるようです。
たとえインフレ(お金の価値が下がり、商品価格が上がる)に振れても、ゴールド自体の価格が上がるため、対応できます。
ただしゴールドはそれ自体の形状が不安定のため、高い維持費がかかります。また維持費を惜しんで手もとにおくと、劣化し価値が下がってしまいます。
- メリット:お金の語源なだけあり、資産価値が維持されやすい。インフレと一緒に価格上昇を望める。
- デメリット:劣化を防ぐ保管が必要で、高い維持費がかかる。
個人向け債券
次に、個人向け国債です。貨幣と同じく、日本政府が発行しています。つまり「日本円=日本国債」です。
一度購入すると、年単位で流動性を停止させることができます。
銀行の現預金では、銀行倒産の可能性をヘッジできません!(゜Д゜)
銀行倒産で保証されているのは「1,000万円+その利息」までであり、それ以上は無くなってしまいます(´Д`)
国債にしておけば、上限無しでいくらでも保証されます。国債にした時点で、そもそも銀行とは切り離されます。
さらに、ゴールドのような劣化対策の維持費が不要のため、価格変動のリスクを一切排除できます!(゜∀゜)
さらに、最低年利0.05%を保障されています。
個人向け国債は、ゴールドのようなインフレでの価格変動(上昇)は望めません。
ただし防犯・銀行倒産・価格変動(主に下落)という面で、もはや弱点が見つかりません。
- メリット:流動性を年単位で下げられる。上限なく、将来購入価格そのままの額面を持ち越せる。振り込め詐欺対策には最も有効。
- デメリット:インフレのヘッジはできない。価格変動が無いため、資産形成には不向き。
投資信託(投信)
まあこの記事では、ここに落とし込むために書いたわけです(;´▽`)
投資信託(投信)にはいろいろカテゴリがありますが、ここで述べる投信は株式カテゴリのインデックス投信にしておきます。
投信は毎日価格変動しています。そして、右肩上がりの価格上昇がほぼ約束されています(゜∀゜) 国債と同様に、購入した投信の保有口数は上限なく、投信の仕組み(関連3社の連携)によって担保されています。
流動性を下げて防犯しながら、しかも資産形成までできてしまう投信の優秀性を、ぜひ堪能していただきたいものです( ^ω^)
ゴールド、国債に比べると、”一部の口座を除き”流動性は高くなってしまいます。
というのも、通常の証券口座に保有している投信の売却指示をすると、2日後には現金化できてしまいます。
ただ詐欺師からしたら、この2日間待たされることを聞かされただけでも、怖気づかせる確率はグッと上がるはずです。
さて、投信の流動性をもっと下げることができたら、より防犯効果を上げることができます。
投信の流動性を下げる上で、うってつけの制度が【iDeCo】です!
というのも、iDeCoで購入した投信は、60歳まで原則現金化することができなくなるからです。※現金化可能な年齢が、今後引き上げられる可能性が大。
しかも、購入した額に対して所得控除できるので、支払う税額を抑えることができます。
iDeCoを使えば防犯はもちろん、労働収入だけではできなかった老後の資産形成まで万全なのです!ヽ(´▽`)/
あれ?振り込め詐欺の被害者は、60歳を優に超えた高齢者だったような・・・(^_^;)
- メリット:ほぼ右肩上がりの価格上昇を見込める。
- デメリット:価格変動が大きい。通常の証券口座では流動性が高い。ただしiDeCo口座で購入することで、60歳まで流動性を停止でき、税制面の優遇を受けられるメリットに転じられる。
まとめ
防犯は生活の一部です。犯罪は何も、振り込め詐欺対策ばかりではありません。
「一生防犯」が当たり前だと思えば、守るべき相当額の現金ができた時点で、それらを金融資産(おすすめは株式カテゴリのインデックス投信)に変えておくのも当たり前となります。
今回は、
- 防犯と資産形成が一緒にできる!→おすすめはiDeCo口座で投信を購入。
について、書いてみました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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