どうも。世界のうりだです。
23年1月、「eMAXIS S&P500クオリティ高配当インデックス」が設定されました!
インデックス投信はあらかた完成された感がありますが、新NISAに向けてポートフォリオに入れるメリットはあるでしょうか?
みんな大好きな「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」とも、比較してみました。
eMAXIS S&P500クオリティ高配当インデックス
「eMAXIS S&P500クオリティ高配当インデックス」(EMHD)ですが、注目するべきは、その名前です!
「eMAXIS」「S&P500」「高配当」と、投資クラスタが日々”おかず”にしているワードが並んでいます(*´Д`)ハァハァ
さっそく、スペックを見てみましょう。
- 総資産額:1,923百万円
- 信託報酬:0.33%
- 設定日:2023年1月12日、償還日:無期限
- 組入銘柄数:77、ベンチマーク:S&P500クオリティ高配当指数(配当込み、円換算ベース)
- つみたてNISA:非対象
77銘柄と、アクティブ投信並みに厳選されています。
かなりエッジの利いた(高リスクな)パフォーマンスが予想されますね(゜Д゜)
見慣れない銘柄群
S&P500といえば、上位はGAFAMやテスラが占めています。しかしEMHDでは、その片鱗も見えません。
そして、EMHDのセクター構成ですが、現状はエネルギーがトップです。
2022年の有事発生から、エネルギーセクターの高騰がそのまま反映されています。
NASDAQ100で取りざたされるテクノロジーは6位、2023年に入ってもっとも注目されている半導体は9位です。
EMHDを購入することは、ここ10年のトレンドと逆張りすることになるでしょう。
Slim無
何より気になるのは、EMHDは「eMAXIS Slim」ではないことです!
Slim無とはすなわち、信託報酬の低さが担保されていないことを意味しています。
投信初心者や、なんとなく間違って買っちゃう人を誘っているような…(´・ω・`)
そういう間違いやうっかりを防止する意味でも、「良質な投信は、つみたてNISAで購入するに限る!」と言えるでしょう( ^ω^)
2024年から新NISAに移行しますが、積立枠は現行のつみたてNISAのエントリー規約が維持されます。
つまり2024年以降も、EMHDは積立枠では購入できません。
信託報酬の差「0.2%」を超えられるか?!
冒頭紹介した「Slim S&P500」の信託報酬は、0.0968%以内です。
EMHDとの差は、0.2%を超えています。EMHDの方が、コスト面で圧倒的に不利ということです。
「高配当」というのは、株価に対しての年間配当金額が相対的に高いだけです。
そんな”よくわからない括り”に対して、0.2%も余計にコストを支払ってまで期待するのは、個人的には推奨できません。
まとめ
EMHDを購入するなら、77銘柄すべてを確認することから始めるべきでしょう。
よほど好きな銘柄に偏っていることを確認したうえで、初めてコスト高でも納得いく運用ができるはずです。
いわゆる初心者を自認するなら、黙って「Slim S&P500」を買っておくことをおすすめします。
今回は、
- eMAXIS S&P500クオリティ高配当インデックス→0.2%のコスト高に納得するために、構成銘柄の確認が必要なため、初心者不向き
について、書いてみました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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