どうも。世界のうりだです。
全世界株式投信1本につみたてをされておられる中で、個別株を多く持たれている方、いらっしゃいませんか?
つみたてNISAを始めると、嫌でも(?)インデックス投資に傾倒するになります。
ただ、私の場合は初期資金が多少あったので、個別株を購入しました。つみたてNISAは、次の購入日を待たなければいけませんからね。
購入した個別株が高騰することを夢見ました。今日まで、実現することはありませんでした。さらに今後も期待し続けていい銘柄とも思えません。
今日では、個別株のリスクを抱える意味が無いように思えてきました。
リスクとともに、確実性を備えた米国ETFに切り替えましょう!
インデックス投資における個別株との向き合い方
インデックス投資、もっと言うと、つみたてNISAやiDeCoを知る前は、投資とは良さげな個別株、REIT、ETFを買うことだと思っていました。
私の投資経験史上、2021年は国内株式がもっとも好調です!(゜∀゜) 私のポートを彩る個別株群も、CAICA(2315)以外はプラスになりました。
バブルを経験しておらず、戦後レジーム教育を受けてきた私からすると、この状況がいつまでも続くとは到底思えないのです(´・ω・`)
資産の半分弱をつぎ込んでいる個別株を、半分に減らしたく思うようになったのです。
「理想的な高騰」と「頻発する下落」
個別株を購入するからには、理想的な高騰を望むはずです。
私の考える理想的な高騰とは、連日ストップ高を継続し、5倍以上に膨れ上がることです。最近では、仮想通貨でも難しい事象です。
個別株なんて、4~5銘柄を購入するので精一杯です。当然ながら3年程度では、理想的な高騰を見せた銘柄があるはずもありません。
理想的な高騰なんて、永遠に来ないかもしれない不確実性へのいら立ちとともに、下落の懸念が勝るようになったのです。
株主優待<ふるさと納税
最近では株主優待目当てがもてはやされていますが、それだけならよほどふるさと納税の方がマシです。
ふるさと納税は、割高な返礼品の価格と、2,000円の”手数料”を支払うことで、所得税控除を受けられます。
ただ取られるだけ(※住民票のある自治体から十分にサービスを受けていますが)だったはずの税金が、品物に変換されるので、確実に利益を受けられます。
株主優待の場合は、言うまでもなく、本体である株価下落というデメリットを孕んでいます。
国内市場で一喜一憂
インデックス投資をメインにする人でも、指値が刺さった時の感動や、値動きを身をもって経験するべきだと思います。
まずは国内市場でいいと思います。最大の理由は、日本円で取引できるからです。
書籍に書いていることが、果たして本当なのか。書いてある通りに実行しても、すぐには儲からないことを覚えてください。
為替の問題
背伸びして米国株から始められる方も多いと思いますが、個人的にはおすすめしません。
国内市場での取引は、日本円ですぐに始められます。一方米国株では、為替を避けて通れません。
為替を気にしなくていいのは、投資において絶大なメリットです!
為替には必ず「交換手数料」がかかります。証券口座で米ドルを購入すると、相場価格に1ドルあたり25銭上乗せされてしまいます。
SBI証券の場合、住信SBIネット銀行との連携がスムーズで、住S銀なら1ドルあたり4銭で済みますw(゜o゜)w
手数料以上に、何より為替の上下で取引をあきらめざるを得ない場合も考えられます。
初心者にとって米国株取引を始めるには、考えることが多すぎるのです。
バイ・アンド・ホールドを優先したい
金融商品には下落はつきものです。個別銘柄では、下落後に戻ってこない可能性が高確率であります。
「とりま株式初心者でも、持っておけば大丈夫!」だったはずの東電株は、二度と元には戻らないでしょう。冒頭のチャートを見るにつけ、個別株のリスクは計り知れません(゜Д゜)
「預金のゼロ金利よりも、配当金がマシ」と思って買った、何の思い入れも無い一社のために、自身の資産を10分の1にしたくはありません。
自分の保有銘柄をそうしないためには、常に値動きをチェックする必要があります。
値動きのチェックだけなら、暇つぶしにはちょうどいいでしょう。
ただ、チェックする”工数”をかけるなら、どうしても実利が欲しくなります。
「〇〇円になったら、売りたい!」と、邪念が湧き上がってくるのです。
私の場合、妄想傾向が強く、10銘柄に膨らんだ個別銘柄群に対して、それぞれ達成し得しない〇〇円をしばしば夢想します。
私の投資方針が「バイ・アンド・ホールド」に固まった今日、そのような妄想にリソースを割くのは、無意味だと思えるようになりました。
初期資金は米国ETFへ!
「投資を始めよう!」として、まとまった初期資金を持て余していませんか?
初期資金をそのまま全額、国内のインデックス投信に入れてしまっても、何の問題もありません。
私のように「ちょっとは冒険したい!」と思われる方は、意外と多いとのではないでしょうか。
確実性と冒険の間を取れるのが米国ETFです。米国ETFなら、為替リスク以上の利益を望めます!
おすすめの米国ETF
個人的におすすめの米国ETFをピックアップしてみました。
MGC
メガキャップと言われる、米国の超巨大企業に分類される244銘柄に投資します。
採用銘柄は、上場された米国企業の時価総額の70%を占めます。
現存する米国のインフラ企業が、自身の生涯期間くらいは健在と考えるのは自然なことでしょう。
QQQ
世界でもっともイケてる企業約100社で構成される「NASDAQ100」に投資します。
信託報酬0.2%は、米国ETFの中では若干高めの設定です。
しかし、その爆発力と新陳代謝(銘柄入れ替え)の良さで、信託報酬を大きく超えるのはもちろん、他の追随を許さない高パフォーマンスを望めます。
EEMS
おすすめに入れてしまいましたが、正直なところ「冒険全振り」です(;´▽`) 投資に「浪漫」を求めてしまう、うりだならではのセレクトです。
国内の投信やETFでは投資することが難しい、新興国の小規模企業に位置する1465銘柄に投資します。
信託報酬は0.71%と、相対的にはかなり高く設定されています。コストを省みず、伸びしろに賭けた投資姿勢は、まさに「足長おじさん」の気分になれます。
組み入れ銘柄に採用された上位3か国は、台湾、インド、韓国となっています。中国が4位なのは意外ですが、それだけ中国企業が巨大化している証左でしょう。
専門家のおすすめ
上記はあくまで素人目線の興味本位なところが大きいです。
モーニングスター社・朝倉智也社長の著書「ETFはこの7本を買いなさい」には、米国ETFのメリットやおすすめETFが満載です!(゜∀゜)
専門家の意見をもとに、「本格的なETF」を選びたい場合は、そちらを参考にすることを強くおすすめします。
未練を断ち切る!
国内のインデックス投信(特定口座)に変えたとします。
日本円のままだと、どうしても使い勝手がいいため、いずれ「やっぱ、こっちの方がいいんじゃないか?」と、売却して個別株に走りそうな気がするんですよね~(^_^;)
投資の過程では、メンタルに起因した売買を繰り返すことで、手数料分少しずつ損をするようになっていることがわかります。
米国ETFにすることで、頻繁な売買をしにくくなくなります。上記ETFなら、そもそも売る必要がなくなります。
個別銘柄ほど、急激な高騰は望めません。急騰でも売らなくなるため、値動きを気にする必要がなくなります。利食いを意識しないからこそ、レバレッジ無しのETFがいいのです。
また、下落での”狼狽売り”は全く意味がありません。市場が常に成長するので、いずれ回復します。これはインデックス投資と全く一緒です。
「バイ・アンド・ホールド」を貫きたいなら、上記のETFがピッタリなのです。
まとめ
「この銘柄なら爆益が望める!」「トレードで儲けよう!」なんて夢を見るのは、もうやめました。
購入後はじっとしていればいい米国ETFの方が、よほど現実的です。
投資初心者のうちは、じっとしているのが歯がゆいです。その間は日本円で思う存分遊んでください!
個別株の値動きを追うことに辟易したら、”最安値”の米国ETFに切り替えてみることをおすすめします。
今回は、
- インデックス投資を始める前に夢見て買った個別株の扱い→いつ理想的な高騰が来るか、値動きが気になる。「バイ・アンド・ホールド」には不向きと判断。
- 個別株を売却後はどうするか→未練を断ち切るため、米国ETFがおすすめ!
について、書いてみました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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