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【朝倉智也 著】ETFはこの7本を買いなさい|「米国ETF」の魅力

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できる投資

どうも。世界のうりだです。

資産運用について興味を持ったとき、まっ先に向かうのが本屋ではないでしょうか。

「金融」カテゴリの本棚に行くと、平積みされている”かっこいい装丁”の仮想通貨やFXの方に目が行きがちです。

誘惑に打ち勝って、パッと書棚の上の方に目をやると、赤地に白文字の本がありませんか?

今回紹介するのは、朝倉智也さんの 「ETFはこの7本を買いなさい」です。

ここでいうETFは、ほぼ米国ETFを指しています。

装丁が赤地になっている重要な理由とは!?

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ETFはこの7本を買いなさい

モーニングスター朝倉智也社長のご著書です。

投資行為として、「投資信託(投信)のつみたて購入」こそ王道となった今日、ETFの良さを訴えていくのは大変です。

つみたてNISAにも、買い付けられるETFは3本ほどありますが、政府(金融庁)としても投信オシは明らかです。

では今回の著書からは一体、何を読み取ればいいでしょうか。

モーニングスターとは

モーニングスターでは日々、販売されている投信やETFを、目を皿のようにして監視を続けています。

同社サイト内の「詳細条件でファンドを検索」では、金融商品からよりパフォーマンスが高い(リターンが大きい)が得られるように、同カテゴリ内で比較できます。

現在のNISA制度の確立にあたっても、朝倉社長が政府に厳しい意見をぶつけた、と語られたことがありました。

「我々(モーニングスター)が顧客優位になるよう、厳しい提案をするものですから。金融庁からは、非常に厳しいお叱りを受けました。」

朝倉社長の講演発言より(筆者が要約)

現状維持を是とするお役所からは、朝倉社長の存在は煙たがられているようです。

赤いカバー

お待たせしました。いよいよ著書の紹介です。

導入でも書きましたが、真っ先に目に飛び込んでくるのは、赤いカバーです。

書棚で目を引く赤い背表紙
本屋に陳列されていると、かなり目立ちます。

朝倉社長「渾身の一冊」を示す上での、出版社の思い切ったアイデアは、うりだの購買意欲に見事刺さりました!(゜∀゜)

この赤いカバーは、大学受験のバイブルとも言える過去問集「赤本」にリンクします。

すなわち、「世界基準の資産形成に【合格】する上で、欠かせない一冊!」というのを示すということで、この赤いカバーにしたのではないか、と。

日本のETFは不人気!?

米国ETFと日本のETFの差は、取引数量です。圧倒的です。

金融商品でもっとも重要視しなければならないのは、【流動性の確保】(著書内では「出来高」と言っています)です。

次にチェックしたいのは、純資産残高と出来高です。(中略)また出来高が小さければ、いくら「リアルタイムで取引できる」といっても日によっては値がつかないこともあるかもしれません。「売りたいときに売れない、買いたいときに買えない」という流動性リスクも考えざるを得ないわけです。

朝倉智也「ETFはこの7本を買いなさい」

ここでの流動性とは、「売れない」事態を心配することです。

投信は売却の指定さえすれば、3営業日後には自動的に現金になります。(※評価額の変動により、売却する口数に多少のブレが生じます。)

しかしETFを現金にするには、指値をして、しかも買い手がつく必要があります。

日本のETFは、流動性が低いのです。

著書では「理想の出来高」について、具体的な数字を言及しています。

出来高は、流動性の観点から最低でも1万株、できれば3万株ほどあったほうが望ましく、・・・

朝倉智也「ETFはこの7本を買いなさい」

日本の市場取引は、「個別株こそ王道!」という考えがマジョリティを占めており、ETFは人気がありません。

この一点をもって、この著書が訴える「米国ETFの有用さ」を知った方がいいことがわかります。

米国ETFは一括購入してこそ!?

米国ETFは、保有しているときにかかる信託報酬の安さが魅力です。

しかし、購入時にかかる売買手数料は、SBI証券だと米国ETFの場合は0.45%かかります。

これは、インデックス投信の信託報酬(0.1~0.3%)とは比べ物にならないほど高いです。

売買手数料を抑えるには、売買回数をまとめればいいわけです。

つまり、米国ETFのパフォーマンスを最大限に引き出すには、ある程度まとまった資金を用意しておく必要があります。

つみたて投資全盛になった今、米国ETFを浸透させるのは、なかなか難しい気がしています。

最近は投信の進化が著しく、前述した信託報酬の安さとともに、ノーロード(売買手数料が無料)が当たり前です。

躍起になって米国ETFにコミットメントする時代ではないかと、個人的には考えています。

米国ETFは、あくまでサテライト!

この記事を読んでくれているほとんどの方が「日本在住」のはずです。

日本在住の方が米国ETFを買うとしたら、コアではなくサテライトと考えましょう。

米国ETFが、どれだけハイスペックだからといっても、ご自身の資産の大部分を米ドルにするのは躊躇しますよね(^_^;)

なぜなら私たちは、普段から日本円を使って生活しているからです。

著書では「全振り推奨」と読み取れる節があるので、念のため忠告しておきます。

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うりだの米国ETFポートフォリオ

ポートフォリオのイメージ

著書に影響を受けた私が、どのETFを買ったのかを提示しておきます。

ここまで書いておいてドヤっていても、説得力に欠けますからね。

VTI

おなじみ「VTI」の説明は、今さら不要でしょう。

VTIには、全米の上場企業が網羅されています。

日本人にとっては「米国版TOPIX」というイメージでしょうか。(ムダな一行)

こんな人におすすめ:全世界基準となった「米国株投資」を踏襲したい人

BNDX

BNDXは、ポートフォリオ内唯一の債券カテゴリです。

米国以外の先進国債券に投資します。

債券カテゴリのETFでは、毎月のインカムがあります。

ETF内で生じる毎月のインカムが、そのまま降ってくるイメージです。

こんな人におすすめ:米ドルのインカムがほしい(もらってみたい)人

VWO

VWOは、新興国株に投資します。

VTI同様に、バンガードのメジャーなETFの1つです。

新興国株ですが、インデックス投信でももっともコストがかかるカテゴリです。

コストを抑えられるという、ETFの最大のメリットを追求するなら、新興国だけETFにするというのは十分に考えられます。

尚、私の勝手なイメージですが、投信よりETFの方が、カテゴリにより濃く投じられている気がしています。(スマートベータの曲解

こんな人におすすめ:新興国株によりコストを抑えた運用をしたい人

IJR

IJRでは、主に米国の小型株(600社分)に投資できます。

すなわち、未来のコカ・コーラやAmazonに先行投資しているのです!(゜∀゜)

実際に持ってみたところ、浮き沈みが激しいことが分かりました。ある種ギャンブル性の高いETFかもしれません。

私のような小市民でも、「マネーの虎」の社長になった気分になれます。(失笑)

「謙虚になれよッ!(`Д´)σ)~o~」(大暴走)

こんな人におすすめ:投資の醍醐味である将来性に投資したい人

FW

FMを購入することで、投信では投資できない国の株式をフォローできます。

ありていに言えば「NEXT新興国」の国々です。

ETFに投資するメリットとしての「スマートベータ」の最たるところが、FMでは発揮できます。

現在は1株30ドル未満と、単価の安さも魅力的です( ^ω^)

こんな人におすすめ:新興国になる前(将来見込める)の国、投信では投資するのが難しい国に投資したい人

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朝倉社長を活用しよう!

一般的な社長のイメージ
メガネしかあってませんが・・・

資産運用について何も知らない人は、とにかく朝倉社長の講演動画を見てください! 話はそれからです(`・ω・´)σ

男性の甲高い声というのは、プレゼンテーション向きといわれています。朝倉社長には、まずその才能があります。

朝倉社長の話を聞いて、資産運用したくなってきませんか?

もしそういう感情になられないのであれば、ひょっとしたら資産運用を長く続けられないかもしれません。

投資を長年続けられている方々の話によると、投資には続けられるメンタルが不可欠のようです。

投資はYouTubeで発心できるくらいの軽い気持ちで初めて、運用中もリラックスして臨みたいものです。

朝倉著書の構成

朝倉社長の著書には、一貫した構成があります。

  • 各資産の特徴
  • 各資産の配分比率→顧客のスタンスにあった合ったポートフォリオの提案
  • カテゴリ商品の比較→モーニングスターの情報を転載

最終的に、モーニングスターのサイトに誘導する内容になります。

でも安心してください! というか、いった方がいいです!!(`・ω・´)σ

というのも、このサイトの目玉である「ポートフォリオ提案」を受けることができるからです(゜∀゜)

かんたんファンド検索」の質問にこたえるだけで、あなたに適したポートフォリオを組んでくれます。

「智也スト」の在り方(ネタ)

朝倉著書の多くは、一定の分厚さが担保されています。※2018年に発刊された「ものすごく真っ当で、ありえないほど簡単なお金の増やし方」は、かなり薄かったですが。

それだけの理由でも朝倉著書は、出版社として売りやすいと思われます。

一定の厚さがあると、顧客は「豊富な情報量」を期待します。

各カテゴリ資産について、モーニングスターのサイト情報に照らしながら、詳細に解説してくれているからです。

構成については、いずれの著書も上記と同様です。(このことに気づいてしまった私は、若干冷めてしまったことは内緒です。)

これを乗り越えた人たちこそ、「智也スト」(○ーベル文学賞発表の日は、みんなで騒ごうぜ!)の名にふさわしい精鋭といえます。

朝倉社長が常に訴えている「低コストの重要性」を加味すると、情報の機微を見て「年に1冊買う」のが、「智也スト」の正しい在り方ではないでしょうか。

ETFはこの7本を買いなさい 世界No.1投信評価会社のトップが教えるおすすめ上場投資信託 [ 朝倉 智也 ]

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(2020/8/12 09:19時点)

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まとめ

著書の内容ですが、個人的には”時代遅れ”と断じざるを得ません(^_^;)

しかし、日本円にこだわらない、米ドルでの資産購入というのは、ある程度資産のヘッジになると感じています。

今回は、

  • 朝倉智也 著「ETFはこの7本を買いなさい
  • 筆者が買い付けた、米国ETFのポートフォリオ
  • モーニングスターのサイトを活用→自分に適したポートフォリオを作ろう!

について、書いてみました。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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