どうも。世界のうりだです。
2024年から、新NISA制度が施行されます。
オリジナルのNISA(一般NISA)、つみたてNISAと変遷した最終形ともいうべき制度です。
まだ投資を始められていない方に向けて、様々な情報がテレビでも特集されるでしょう。
あなたが新NISAの口座開設する日を、メインバンクの行員が手ぐすねを引いて待っています。
本当にメインバンクで新NISA口座を開設していいものか。
メインバンクで口座開設する前に「投資のオムニバス」を読んでおきましょう!
新NISA施行により起きる現象
今回の新NISA施行は、つみたてNISA以来の大幅改正になりました。
売り手側が、この”チャンス”を黙って見ているわけがありません。
メインバンクでの対面販売
テレビはこぞって、大手金融機関(主に銀行)のキャンペーンを喧伝することでしょう。
もちろん、ターゲットは「投資初心者」です。
「お近くの銀行でも、新NISAの口座開設が可能です!」
情報番組で取り上げられた「新NISA特集」を見た主婦たちは、こう思います。
「うちのメインバンクでも、買えるのかしらん?(´・ω・`)」、と。
新NISAの口座開設のために、金融機関のリサーチなんてするのは面倒です。
だったら、日頃お世話になっているメインバンクで済ませようと考えるのは自然です。
投信なら銀行預金に比べて、100倍以上のリターンを期待できます。
それなら、1%の差額なんて些末なものと割り切って、メインバンクのコストが高い投信を購入してしまうかもしれません。
目当ての投信が買えない
テレビで紹介された投信が、「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」だったとします。
おそらく、あなたのメインバンクでは、Slim S&P500は購入できないでしょう。
それは、メインバンクでは自社投信しか売っていないからです。
ちなみにSlim S&P500は、ネット証券限定の商品です。町中の銀行をしらみつぶしに回っても、買うことはできません。
スーパーマーケットのように、おなじカテゴリの各種投信が並んでいるわけではありません。
メインバンクにとって、投信は儲けの薄い金融商品です。投信自体が、リスクが低い(儲けが薄い)商品なので、あからさまにコストを上げることが困難なのが理由です。
それだけに、銀行側の儲けが大きくなる【劣悪な投信】(コストが高い投信)を売りつけることは、想像に難くありません。
新NISAの前に読んでおくべき1冊とは!?
我が家のメインバンクに行って投信を買いたいといった場合、どうなるのか。
きっと、金融機関の売りたい商品を勧められてしまいます。
拙著「投資のオムニバス」では、投資初心者の父が、売り手有利の劣悪投信を買うまでの心理描写をしています。
売り手の誘導は断れない
対面販売では断然、売り手側(メインバンクの行員)が有利です。
引っ越しするにあたり、不動産屋を経由して次の部屋を決めた経験がある方なら、わかっていただけるのではないでしょうか。
ネットで見た部屋を借りようと不動産屋に行ったはずが、なぜか全くノーマークの部屋を契約していた、なんていうことが。
対面販売では、買い手は売り手の誘導を断れません。
別の店に行って一から手続きに入る面倒さを考えると、多少妥協した商品でも、このままスムーズに進めた方がいい、と考えるからです。
丁寧に説明してくれる店員(行員)の意見を鵜呑みにさせられてしまうは、銀行でも同じです。
こちらが購入した投信(借りたい部屋)より、売りたい投信(貸したい部屋)を押し付けられるのです。
圧倒的な購入手数料の差
間に人を置くだけで、手数料が生じます。
ネット証券なら、ほぼ全ての投信は「購入手数料」が無料です! これを【ノーロード】と言います。
新NISAの積立枠では、ノーロードの投信しか売っていません。
「だったらメインバンクでも、安心だね!( ^ω^)」
そうですね。でも、積立枠の投信だけ買われて黙っている銀行ではないでしょう。
銀行は目の前のカモから、なんとか手数料を奪い取ろうと、必ず情に訴えてきます。
「こちらの投信は、積立枠では購入できません。ですが、積立枠の投信以上のパフォーマンスが期待できるんですよ!」
行員に勧められるまま、このような投信を購入すると、購入手数料として購入額の3.3%(税込み)を差し引かれて運用スタートすることに。100万円買った時点で、3.3万円マイナスです。
資産運用するにあたっては、一切の対人を排除して、ドライに行きましょう!
そのために、あなたが新NISA口座を開設する場所は、ネット証券一択なのです。
まとめ
主婦たちのカリスマだった”み○も○た氏”がテレビには出なくなったとはいえ、いまだテレビの影響力は絶大です。
新NISA特集では、宣伝のために、必ず大手都市銀行の行員が出てきます。それがあなたのメインバンクだったら、感情移入してしまうこと請け合いなのです。
「投資のオムニバス」を読んで、メインバンクでの新NISA口座を開設する愚かさを学んでください。
Slim S&P500のような「良質な投信」を購入し、健全な資産運用に励まれることを祈ります。
今回は、
- 新NISA施行により起きる現象→メインバンクに新NISAの口座開設する情報番組が頻出!
- 「投資のオムニバス」を読んで、銀行で投信を買ってはいけない意味を学ぼう!
について、書いてみました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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