どうも。世界のうりだです。
iDeCo制度は、一般企業を上げて推奨するようになりました。
iDeCoの魅力は、拠出金全額に対して所得控除を受けられることです。
「つみたてNISAより、iDeCoの方がよくね?」
所得控除のデカすぎる恩恵から、初めての投資なのに、最優先して拠出したくなるかもしれません。
毎月の貯蓄額を、そっくりiDeCoに乗り換えようと思われている方は、ぜひご一読ください。
「投資はiDeCoが最優先」ってホント?
「iDeCoを満額にしてから、その他の投資をしましょう!」
所得控除のメリットを前面に出した投資方針ですが、私はもろ手を挙げての賛成はできません。
今使えるお金まで、iDeCoのために【強制的に確保】してしまうのは、後悔につながる可能性があるからです。
まずは、iDeCoのメリットを知っておきましょう。
国内最強の投資ツール
iDeCoは年金の支払いと同じく、拠出した全額分の所得控除を受けられます。
「拠出した金額分だけ所得控除を受けられるって、神仕様じゃん!(゜∀゜)」
自分のお金としてプールした上、さらに税金まで還付されます。
「株式投資+所得控除」というのは、考えうる国内最強の投資ツールなのです!
「iDeCoのこと知ったから、毎月銀行の預金口座にコツコツ貯めてきたのがバカらしくなった(´・ω・`)」
毎月2万円ずつ銀行預金してきたものを、そっくりiDeCoでの拠出をしようと考えている方、ちょっと待ってください。
もう少しiDeCoを掘り下げてみます。
無リスク資産≠iDeCoの定期預金
「『リスク資産』として株式カテゴリの投信を購入するなら、『無リスク資産』として現預金を確保しておくこと」
この考え方を受けて、「だったら、iDeCoの『定期預金』なら、所得控除受けられてお得じゃん!」と考えられている方。
無リスク資産には、価格変動しないことと、もう一つの要素があります。
それは【流動性の確保】です。
金融商品における流動性とは、必要な時に現金として使用できることです。
60歳まで引き出せないiDeCoの定期預金では、流動性がゼロです!(゜Д゜)
そのためiDeCoの定期預金は、純粋な無リスク資産とは言えないのです。
つみたてNISAの併用
税制優遇を受けられるのは、iDeCoだけではありません。
ぜひつみたてNISAと一緒に運用しましょう!
つみたてNISAでは、20年間の運用益に対して非課税という制度です。
購入できる商品は、「株式カテゴリを含む投信」です。購入商品の概要は、iDeCoと酷似しています。
つみたてNISAは、いつでも売却して現金化することができます。現金化できる(流動性が確保されている)点は、iDeCoとは正反対です。
人生は予測できません。ひょっとしたら、やりたいことにお金が必要になることもあるでしょう。
途中売却は、資産運用という面ではマイナスですが、今のあなたがやるべきことを優先しましょう!
人生の優先順位から導くiDeCoの拠出額
投資や貯蓄を、人生の優先順位でどの位置に考えているでしょうか?
特にiDeCoは「60歳まで確実に使えないお金」なので、順位を下げることになるはずです。
「お金を増やす」は最優先ではない!
投資を始めて4年弱経った結果、「お金を増やす」ことを最優先にできないことを知りました。
インデックス投資を最優先にしたところで、やることがないからです( ^▽^)σ)~o~
増えない証券口座を見て、一日が終わる。こんなむなしい日々はありません。
「拠出額を増やせるじゃないか!」
今の自分がやりたいこと(衣食住、飲む・打つ・買う)を”犠牲”にしてまで、出費を減らす必要があるのでしょうか?
投資の優先順位を高める人は、今を蔑ろにしがちです。
拠出額をそのままに、私は経験値を上げることを意識することにしました。
若年齢かつ低額拠出を推奨
iDeCoは上限額が決まっています。
投資にとってもっとも重要なのは運用期間、【時間】です。
つみたてNISAでは一律20年と限られていますが、iDeCoは運用開始から60歳までと、自身の年齢がリミットが決まります。
運用開始が早ければ早いほど、運用期間を確保できるわけです。
若年齢の収入額は、一般的にそれほど多くはありません。
20代前半なら、最低金額の5千円から始めても、60歳の時には十分な資産を築けているはずです。
iDeCo拠出額の変遷
ある程度資産が確保できたら、iDeCoの拠出額を増やすことをおすすめします。
個人で状況が違うため、具体的にいくらとは言えません。
私は投資歴4年にして、ようやくサラリーマン(厚生年金加入者)の拠出限度額(2.3万円)にすることを決意しました。
流動性が確保された資産が大幅に減らない限り、この”満額拠出”は続けていこうと思います。
もし何かの事情で収入が激減することがあったとしたら、つみたてNISAの拠出額を抑えて、満額拠出を継続します。
つみたてNISAの掛け金をiDeCoにシフトするイメージです。
まとめ
投資をiDeCoから知ると、そのメリットに心を奪われて、今使うお金に困窮してしまう。それでは、本末転倒です。
特に若年齢の方は、冷静な判断から拠出額を抑えることを心掛けてください。
今回は、
- 「投資はiDeCoが最優先」ってホント?→所得控除よりも、流動性の確保を優先させたいので、若年齢ならつみたてNISA優先。
- 人生の優先順位から導かれる拠出額→流動性の確保された資産ができ次第、つみたてNISAの金額をシフトさせて、iDeCoの満額拠出もアリ。
について、書いてみました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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