どうも。世界のうりだです。
米国株を筆頭に、金融市場の好調が止まらない中、バランスファンドを取り上げるこの無謀さ勇気( ^▽^)σ)~o~
iDeCoはリバランスが可能ですが、つみたてNISAではそれができない、というジレンマを抱えていませんか?
労働者の大半が会社員であり、厚生年金を支払っているので、満額を税制優遇口座に振ったとしたら、つみたてNISAの方がウエイトが高くなります。
「はっ? S&P500全振りなオレには、関係ないし(゜Д゜)」
株式のボラティリティを知ってる方なら、それで問題ないのでしょう。
ただ、いつ来るかわからない暴落により、つみたてNISAで築いた含み益を吹っ飛ばしてしまうのは、もったいない気がします。
つみたてNISAでリバランスできる唯一の方法!
つみたてNISAは、購入した投信を20年間保有することで、最大限のパフォーマンスを享受できる制度です。
つまり、20年未満の投信を途中で売却するのは、つみたてNISAにおいては”ご法度”です。
別にペナルティはありませんが、売却した分の枠(金額)を購入に充てることすらできなくなります(´Д`)
つみたてNISAでリバランスする「バランスファンド」
バランスファンド(バ・ファンド)を買えば、枠を減らすことなくリバランスすることができます。
というのもバ・ファンドは、各カテゴリの資産配分(バランス)を約束している投信だからです。
資産のバランスは日々変化していきます。
毎日流入する現金を、その都度バランスが正しくなるように、資産を買い付けることで、バランスが維持されます。
高く売って、安く売る
現在のように株式が絶好調だと、新たな買付が発生しなくても、他の資産が株式に追いつかないなんてこともあるでしょう。
いよいよ配分を揃える一定期間が来たとき、絶好調の株式を”高く”売却し、相対的に”安くなっている”資産を購入します。
このバ・ファンド内でのリバランスは、個人に紐づいているつみたてNISAの枠を減らす必要がないのです。
低すぎるパフォーマンス…?
昨年から、市場は金融バブルに踊り狂っています。(さわかみ投信・澤上篤人会長談)
株価はどんどん上がっていて、「持たないリスク」が顕著になっています。
澤上会長の言を借りれば、行き場を失った多額の現金は、すべて株式に流れたような様相だそうです。
世界経済インデックスファンド(半分)や、eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)(3/8)は、株式が少なめです。※()は投信内の株式の割合
華々しい株式カテゴリに比べたら、パフォーマンスが低すぎます。
私のつみたてNISAのポートフォリオから、4/4現在のパフォーマンスを抜き出してみました。
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500):+47.23%
- <購入・換金手数料なし>ニッセイ日経平均インデックスファンド:+39.88%
- 世界経済インデックスファンド:+17.95%
- eMAXIS Slim バランス(8資産均等型):+16.19%
実は、S&P500の一番割合が低い(1%未満)っていう。へそ曲がりは、こういうところでも損をしてしまうようです(;´▽`)
おおむね愚行で一致
バランスファンドの購入自体、おおむね「愚行」ということで一致しています。
ましてや、税制優遇口座でのバ・ファンドの積立てなんて・・・。
ブログなんかで、「世界経済イ・ファンド、積み立ててます!」なんていうのは、閲覧数を考えたらやめた方がいいかもしれませんね(;´▽`)
つみたてNISAやiDeCoで、バ・ファンドの購入を推奨しているのは、FPのカン・チュンドさんしか知りません。
カンさんと言えば、インデックス投資クラスタの中では、なかなかのビッグネームです!w(゜o゜)w
「バ・ファンドでいいじゃん!」の考え方に同調する人が誰もいない中、これを言い続けるカンさんの勇気に感心します。
声の大きさに従うべきか
「債券?そんなもん買わんでいい!!」
澤上会長をはじめ、メディアに露出している名だたる金融関係者は、一様にそう言います。
声の大きさは、時に裏目に出ます。裏目、もしくは根も葉もない喧伝を「大本営発表」といいます。歴史を見たら、それはわかります。
リスク低めの資産確保の重要性は、きっと下げた時に気づかされるのでしょう。
私は、2018年末からの”チョイ下げ”の時期を経験しています。半年以上続いたと思います。
投資資産はすべてマイナス。萎える心を支えたのは「資産の分散」でした。
リスク低めの資産として、債券カテゴリの投信を買うべきとまでは言いません。ネットバンクの定期預金でも十分だと思います。それなら、なにより(1000万円未満なら)リスクゼロですし。
2021年はリバランスの年!?
2020年3~4月の急落が押し目となり、10ヶ月以上の株価高騰が続いています。
この好況は、ひょっとしたらずっと続くかもしれません。
だからと言って、いつまで続くのかは、誰も予想できません。
せっかく積み上げた膨大な「含み益」を、突然来る暴落により、まるまる全部吹っ飛ばしてしまっては、もったいないです。
そのリスクを軽減するためには、年に1回、利確と安値買いを兼ねたリバランスが重要になってきます。
自動でやってもらう
「いやいや、まだまだこの好況は続くと思いますので、リバランスは来年以降に繰り延べしますわ( ^▽^)σ)~o~」
状況の良さは、人の心を大きくします。
投資行為に私心を入れてはいけないようです。
バランスファンドなら、設定した日付になれば容赦なくリバランスを実施されます。
地球の自転・公転のように、定期的な動作は自然の摂理にかなったものと、割り切るのがよさそうです。
まとめ
一時期の不況は、必ず訪れます!
バランスファンドなら、一定期間でリバランスが行われ、自助作用としてのリスクヘッジが為されます。
今回のような大好況を今後全部享受することを見送ってでも、バ・ファンドの「不変の優秀性」に乗っかる価値はあると考えています。
今回は、
- つみたてNISAでリバランスできる唯一の方法!→バ・ファンド内のリバランスを使おう!
- 2021年はリバランスが重要な年!→年1回の利確で、いつ来るかわからない含み益の消失を防ごう!
について、書いてみました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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