どうも。世界のうりだです。
11月26日、日経平均が前日から747円下げて、2万9千円を切りました。
その夜、米国市場の主要指数においても、2%台の急落を見せました。
「いったん資金を引き揚げようか」「しばらくチャートに張り付いてないと」と考えてしまった方は、読んでみてください。
つみたて投資全盛の今日では、株価の急落を気にしなくていいはずです。
どうしても売却しなければならない人は、ごく一部のはずです。該当するかどうか、確認してみてください。
株価急落で売らなければならない3つの状況
サンクスギビングデイが明けて、米国市場が急落しました。
南アの変異株の影響ってことになっていますが、ただトレーダーのチキンレースが一区切りしたにすぎないわけです。
株価急落を恐れるのは、一部の状況下におかれた人たちだけです。
以下の状況にさえおかれていなければ、”狼狽売り”して損をする必要はありません。
1.個別銘柄を持っている
株価急落に肝を冷やすのは、個別銘柄を持っている方がほとんどではないでしょうか。
「10%ルール」なんていうのがあるそうです。これは、買い値より10%下回ったら、売って損切りするというものです。
シンクロニシティが起きているかのように、株価は一斉に同方向に動く傾向があります。
もし10%ルールに引っかかった場合、一斉に売却→資産が10%目減りする事態になります。
この記事たどり着くような心配性なら、個別銘柄なんて難しいことをせず、資産分散→インデックス投資をコアに据えてみましょう!
2.つみたて期間が終了間近
つみたて投資にとって、株価の下落は購入口数を増やせるメリットがあります。
しかし、一定の年齢に達しフローが止まると、このメリットを生かすことができません。
また、すでに取り崩しの段階に入っている方は、若干しんどいかもしれません。
投信を下落時に売却した場合、口数の減り方が多くなるからです。
これは、3つの状況の中では、もっとも希少でしょう。
というのも、今その時期に入っている人は、投資が庶民の文化としてではなく、富裕層(生活費を気にしない資産を保有)の文化だったからです。
そもそも、つみたて投資という考え方すら無かったのではないでしょうか。
富裕層の方が、株価急落くらいで一喜一憂する姿は、想像できませんよねw
3.投資額を極限まで増やしていた
「一刻も早くFIREしたいんじゃー!!(`Д´)σ」
FIREを焦るあまり、現金をほとんど投資商品に変えてしまった人は、肝を冷やすでしょう。
投資で成功するには、自信のメンタルとの勝負とも言えます。
上記の場合は、”焦る”というメンタルの弱さが出たことで、悪影響が出てしまっています。
投資する目的は、最終的に売却して現金を使うことです。
「投資額を極限まで増やす」ことを目的にして、痛い目を見るようなことがないよう、バランスを考えて投資額を決めることが大切です。
長期投資を自覚しよう!
一時的な急落を受けても、長期投資には関係ありません。
それは、長期投資はトレードの利ザヤで稼いでいるわけではないからです。
つみたて投資を含む長期投資は、資産を現金にするその日まで、株価の上下を無視するのがベストです!
まず、あなたがやっているのが「長期投資」である自覚をもって、以下の内容をご参照ください。
米国株に影響された初心者の方へ
「米国株は、持ってるだけで必ず上がっていきます!」
米国株全盛の今日、たまさかこのような急落を見舞われると、急に騒がしくなります。
米国株投資を始めたばかりの人は、しばらくツイッターを見るのをやめた方がいいかもしれません。
「S&P500のインデックス投信をスポット買いした!」なんてツイートしているのは、ほとんどが投資歴数年の人です。
彼らに影響された初心者が真似をした結果、今回の暴落を受けたら、青ざめてしまいます。中には、「だまされた!?」と思う方も。
インデックス投資ほど確実性、再現性の高い資産活用はありません。
株価のリスクに慣れるまで、欲をかいて退場しないために、なるべく少額から始めましょう。
一時的なリスクと関わらない
投資にリスクはつきものです。
リスクとは、何も下落だけをさしている言葉ではありません。上昇した場合も含んでのリスクなのです。
急落して後、しばらく価格が戻らなかったとします。口座を見ると、元本割れを見せつけられます。
「このまま価格が戻らなかったら、どうしよう…orz」
インデックス投資であれば、価格が戻らないということはまず考えられません。でも、その経験がないうちは、不安で仕方ないでしょう。
そんな不安を打ち破るように、ようやく株価の上昇機運が見えてきました。
「もうあんな思いをするのは御免だ!」
元本を回復したときに、全部売却して投資をやめてしまうのです。
これでは、かけた時間のロスだけが残ります。余計な心配だけをして、結果何も残りません。
一時的なリスクを気にしても、何もいいことはありません。
まとめ
今回の急落は、最近投資を始められた方がリスクを知る上では、いい機会なのではないでしょうか。
今後どうなるかはわかりません。来週株価が回復したら、それまでですし。
長期投資では、ニュースやSNSに惑わされず、放っておきましょう。
今売却したそのお金が必要か、もう一度考えてみましょう。
今回は、
- 株価急落で売らなければならない3つの状況→該当しなければ、売る必要は無い!
- 長期投資を自覚すれば、株価の上下に振り回されない!
について、書いてみました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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