どうも。世界のうりだです。
どのテレビでも、毎日「あの棒グラフ」が登場しています。
そうです。あのグラフは、【税制優遇口座】における金融商品購入の資金流入額です。
最近見なくなりましたが、エコノミスト(!?)のO田H恵さんが「韓国にならえ!」と、国民全員の”口座開設”をあおっていましたね。
国民の関心は、税制優遇口座一色となっています。(白目)
その世間の関心を一手に引き受けているテレ東「モーニングサテライト」では先週、
税制優遇口座のひとつである【つみたてNISA】では、どの金融商品が売れているのか、人気があるのかをベスト5形式で報じていました。
「おいおい、なんなんだコレは?!(゜Д゜)」
あのランキングを見た投信クラスタは全員、凍り付いたはずです。
さて、ランキングトップに輝いた、【まさかの投資商品】とはいったい何だったのでしょうか!?
つみたてNISAの対象”商品”人気ベスト5
つみたてNISAでは、「良質な投信」が取り揃えられています。
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その中での売れ筋上位と言ったら、放っておくわけにはいきませんよね!(゜∀゜)
3~5位 米国株式投信
3~5位は、下記の商品でした。
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
- SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド
- 楽天・全米株式インデックス・ファンド
投信クラスタが、こぞって買ってそうな投信ばかりでつね( ^ω^)
「米国一強」しか見たことのない2000年代の風潮からしても、妥当といったところでしょうか。
米国株式の破壊力!?
3位の「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」は、私もつみたてNISAで保有しています。
現在の含み益は「+12.65%」(9/27現在)です。
先週は株価調整のためか下落しましたが、下落前は20%を超える、ポートフォリオ内でも圧倒的な破壊力を示しています。
下がり続ける信託報酬と○倉社長
この中で、私がまだ買ったことがないのは、SBIですね。
当該投信は、設定日が「2019/09/26」と、ぶっちぎりに新しい投信です。
SBI商品のウリは、なんといっても「0.1%を下回る低い信託報酬」ですw(゜o゜)w
SBIは2019年から、信託報酬の引き下げに本腰を入れ始めました。
SBIの子分と化しているを出身母体とする○倉社長が、投信の信託報酬の値下げをあおった結果、親分がその意向を飲んだカタチですね。
↓↓○倉社長の著書について書いた記事はコチラ↓↓
待ち遠しい運用報告書
インデックス投信の評価は、同カテゴリ内でどれが一番安い(信託報酬が低い)かでしか、評価されない状況です。
運用の実績を作る前にド安い”名目”信託報酬をうたった結果、運用報告書に記載された跳ね上がった”実質”信託報酬に目を丸くするなんてことは、想像に難くありません。
SBIの運用報告は、投信クラスタが固唾を飲んで待っています。
メジャーな投信ブログによる、当該投信の決算評価を待ちましょう( ^ω^)
1,2位 国内株式ETF
ここからが、いよいよ本編です!
なんと、国内株式に投じる【ETF】が、上位を独占しているとのことです!?w(゜o゜)w
つみたてNISAでの資金流入だけじゃない?!
ダントツ1位の「ダイワTOPIX」は、9,270億円の資金流入がありました!w(゜o゜)w
この圧倒的な資金流入は、当然ながら【日銀によるETF買い】によるものです。
2位の「ダイワ日経225」も同様です。
いや~ 番組制作者は、このデータを見た視聴者が心動かされて、当該ETF買いに走る、あるいはメリットがあると思ったのですかね(^^ゞ
だって国内株式のETF買いなんて、利益を度外視したボランティア活動でしかないのですから。
モーサテよ、お前もか…
今回の情報は、テレ東「モーニングサテライト」から得ました。
下記のツイッターに、報じた画面が映っています。
モーサテも所詮は御用機関w
政府が国内株式への投資をあおっているのは、明らかです。
それを今回のように報じることで、さらなる国内株式への誘導を目論んだようです。
すなわち、税制優遇口座であるつみたてNISAとリンクさせて、「そんなに売れてるんだったら、オイラも買ってみようかな」と、
投資初心者を抱き込もうという意図が見えます。
残念ながら視聴者は、玄人筋が圧倒的多数なのですが。
参考にならない!
今回のランキングから、下記のメッセージを読み取れます。
- 政府の意向
- 投資クラスタによる米国株人気
全く関連の無い2つのメッセージに嫌悪感を覚えたのは、私だけでしょうか。
出演者には金融のプロを何人も起用し、玄人筋の多い視聴者たちに、この結果は報じることに、いったい何のメリットがあったのでしょうか。
メリットと言えば、タイトルを先出しして、CM視聴を稼いだということでしょうか。
今般のコロナ報道では「今日の感染者は○人でした。」とか、年金運用の拙さを訴えるかのような「前期のGPIFの含み損は、○兆円でした。」とか。
ウソではないが、ただ数字の羅列を報じるだけで、そこから何を感じるかは視聴者にお任せ、という感じです。そういえば「○ッコにおまかせ!」なんて、もう15年以上見てませんね。アシスタントは、峰竜太でしたっけ?
「お任せ」とは言いつつも、番組製作の裏には、確実に意図があります。
あれだけPCR検査口座開設をあおり続けてきたO田H恵さんを、最近はめっきり見かけなくなりました。
風向きが変われば、今までのことはなかったことになるのがマスコミのやり方です。
つみたてNISAでは投信を!
つみたてNISA対象商品として紹介されたのが、まさかのETFだったわけですが、
いうまでもなく、つみたてNISAでは投信を購入するべきです!(`・ω・´)σ
モーサテともあろう番組が、そのメッセージすら伝わらないコンテンツを放送するとは(´Д`)
流動性の比較
ETFは実質、流動性を考えたら前述の2本しか選択肢がない状況です。
すなわち、将来”あなた”が適正価格を見計らって、市場の開場時間に”あなた”が指値しなければなりません。
売買が頻繁な上記2本のETFであれば、それは簡単なのかもしれません。
しかし、日々4桁の取引数量しか推移しないETFなんて、余計なリスクを背負うようなものですからね(^^ゞ
比べて投信なら、売却する金額または数量さえ指定すれば、3日後には現金になっています。
繰上償還の可能性
また流動性以上に、ニッチなETFでは繰上償還(償還日前に運用が強制終了)の危険すらあります。
ETFの不人気さから、投信よりもその確率は高いように思います。
日銀のメッセージを代弁
「菅政権になっても、日銀は変わりませんよ!」
モーサテは、つみたてNISAの利便性よりも、日銀のメッセージを代弁することを優先しました。
東証、日経新聞あってのテレ東でありモーサテでした。
まとめ
今回のモーサテのコンテンツは、まるでブロガーが考えたのでか疑います。
タイトルで惹きつけて、タイトル以下の中身っていう。
あれ? そんなブログを、ついさっき読んだ(書いた)ような…
私は平日の毎朝、金融情勢を見守りつつ、ニューヨーク支局の西野七海アナの巨乳に癒されてます(*´Д`)リテラシーを磨いていたつもりでした。
今回の事象から、これからはモーサテも懐疑的に見ざるを得なくなりました。(O田H恵待望論)
週明けはスラックスにシミをつけたまま出勤しないように、ご留意ください。(自戒)
今回は、
- つみたてNISA対象商品の売れ筋商品ベスト5→上位2商品は、日銀が買いまくっている国内株式ETF
- モーサテも所詮、政府の御用機関だった?!
- つみたてNISAでは投信を買おう!
について、書いてみました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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