時事考察

年金の運用資産が8兆円超のマイナス!?|分母を言わないコロナ報道に通じる?!

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時事考察

どうも。世界のうりだです。

あなたが、年金に不安を感じる原因はなんですか?

ひょっとして、年金運用資産が著しくマイナスになったというニュースを聞いたからではないですか?

年間で巨額のマイナスが生じたからといって、我々が年金をもらえない根拠になりえるのでしょうか。

年金の運用と同様に、コロナのニュースにも、同じトリックが使われていました。

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年金の運用資産が8兆円超のマイナス!?

年金のイメージ

どんな人にも関係のある資産運用と言えば、「年金」です。

年金はGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)の資産運用によって維持されています。

GPIFのニュースというと、いっつも「○兆円のマイナス」というキーワードが含まれています。

こうしたニュースを見て、あなたはどう思われるでしょうか?

「こんなヘタクソな運用、どうすればできるんだよ!(`Д´)σ」

無理もない感想かもしれません。兆円単位の含み損では、日本国を運営する予算の1桁パーセントという額ですからね。

では、GPIFではいったい、どんな「とんでもアロケーション」を組んでいるのかを見てみましょう。

年金の運用資産のアロケーション
GPIF

なんという美しい4資産なのでしょうか(´ω`)

国内資産、なかんずく国内債券のウェイトを高くし(35%)、リスクを極めて抑えています。

欲を感じさせないバランスの良さ、健全さは、「とんでも」どころか、

これぞ【王者のアロケーション】と言えるでしょう!(゜∀゜)

先の図は2019年度末、つまり20年3月時点での状況です。

いうに及びませんが、この時期はコロナショックで、金融資産は総じて評価額がダウンしました。

資産運用は、必ずアップダウンします。

「投資なんてしたことが愚民どもには、どうせわかりゃしなんだよ( ^▽^)σ)~o~」

「年金はどうせもらえない」と思い込ませたい【財務省の思惑】により、「社会福祉の充実」を名目に増税しやすくなります。

インフレ(お金の価値を下げる)に向かいたいこの時代、増税を至上命題にしている財務省を打ち破るには、まず年金の資産運用を正しく読み取る必要があるのです。

金額と割合。どちらが重要?

年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は3日、2019年度の運用実績が【8兆2831億円の赤字】になったと発表した。新型コロナウイルスによる株価の下落が影響し、リーマン・ショックのあった08年度(9兆3481億円)以来の損失額になった。通年で赤字となったのは15年度以来4年ぶりだ。
(中略)
国内外の株式の損失が膨らんだことから、19年度の通年の運用利回りは【マイナス5.2%】と、過去3番目に悪い数字となった。

日本経済新聞
2019年度の年金の運用資産
GPIF

上記の記事で、我々が見なければならない数字は【マイナス5.2%】の方です。

自分で投資をしていれば、これくらいのダウンは当たり前だとわかります。

しかし、【8兆2831億円の赤字】と、莫大な金額をクローズアップすることで、常識から目をそらさせようとします。

160兆円近くある総額は、上記の記事には書かれていません。

20年度末には資産アップ?

年金は常に出し入れされています。

なので、歳入分を株式に充てた(口数を多く買えた)とすれば、ひょっとしたら20年度末にはアップしているかもしれません(゜∀゜)

もっとも、増えてしまった場合は、財務省から報道をストップされるかもしれませんね(笑)

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コロナの感染者数は、本当に増えたのか?!

コロナのロゴ

今般、「コロナウイルスの感染者が、大幅増だ!」「これが第二波であり、いよいよ40万人感染が現実に!!」「『岡田晴恵のオールナイトニッポン』は、いつから始まるんだ!!!」なんていうニュースが、世間をにぎわしています。

根拠としては、緊急事態宣言が明けると、感染者数が連日3桁を超えているからです。

感染者数の増加というのは、本当に脅威なのでしょうか。

怪しすぎる”感染者数”

感染者とは、「病院に検査に行った結果、陽性と判定された人数」です。

今回の新型コロナウイルスでは、「感染しても無症状」というのがマジョリティを占めています。

検査に行った人よりも、「無症状だから検査に行ってない」、「これからも行く予定はない」、という人の方が大勢です。

「うわぁ、自分も不安だから検査に行ってみよう!」

逆にこういう人が増えていても、不思議ではありません。

分母を揃えよ!

26日の「ワイドナショー」で、立川志らく氏が「感染者数報道」をくさしました。

「分母を揃えないと、わけがわからない」

氏は、一日の検査数を1000として、その割合で数値化するべきと提唱しました。

志らく氏は、ご存知の方も多いと思いますが、TBS「グッとラック!」でMCを務めています。自身の番組でそのように変えたいとも言われていました。

放送局の体質を考えると、志らく氏の意見が取り上げられるのは、かなり厳しいと思われます。

分母を「検査人数」にして、分母を1000にならして比較することで、初めて感染者の増減がわかります。

日本ではおそらく、検査数が増える(自発的に検査を受ける)ことも、増やす(強制的に検査する)こともないでしょう。

コロナは「人類の一部」に

感染者数の告知は、もはやナンセンスです。このペースであれば、コロナは【人類の一部】として浸透し、組み込まれることは自明です。

日本はおろか、世界中の人が「コロナの感染経験者」として、生きていくのですから。

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まとめ

良かれと発信されている、年金の資産運用の増減と、コロナの感染者数。

こうしてみると、いずれもイメージ操作でしかないのがわかります。

ニュースというのは、悪い内容ほどバズります。

「よくて当たり前」になった、成熟経済の悪い一面かもしれません。

80年代に起こった「バブル期」のような、アッパッパなくらいの陽気さが戻ればいいと、願っています。

ちなみに、志らく師匠のネタの中では「ときそば」が好きです。師匠の甲高い声に合っていると思います。

今回は、

  • 年金運用資産の下落ニュース→運用資産の増減は、総資産額の割合で報じるべし!
  • コロナの感染者数の増加→感染者数の増加は、検査数の増加でもある!

について、書いてみました。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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