どうも。SES歴20年のうりだです。
世界的にテレワーク導入とはいえ、日本のSESは、まだまだ現場作業も多いと思います。
大企業だと、社員が出てこないなら、SESも現場に来ても意味がないことから、一緒にテレワークになったりします。
私が経験した、SESにおけるテレワークの実態をお届けします。
テレワークできるSESは、今後なりたい職業のひとつになる可能性があります!
【SES版】テレワークの実態
【テレワーク元年】ともいうべき2020年。誰もが初めての経験で戸惑っていたことだけは、覚えています。
この年に、私も初めてのテレワークを経験できました。しかしその現場は、1ヶ月足らずでやめてしまいました(^_^;)
テレワークの嫌な面がクローズアップされましたので、お伝えします。
１．仮想環境接続
急ごしらえで環境構築せざるを得なかった状況から、全員が社内の仮想環境（以下、社内環境）を使うことができませんでした。
仕方なく、リモデ接続の社内環境（正）とAWS（Amazonワークスペース。副）で交互になるよう、シフトを組んでいたのです!w(゜o゜)w
AWSは、現在のIT業界でもっとも重宝される環境であり、スキルです。少なくとも、「AWS」と書かれた案件は、高額時給です。
社内環境では業務をできたのですが、AWSの使い方が分かりませんでした。もちろん、社内環境にリーチすることはありませんでした。
「資料見ればわかるでしょ!」が前提のようですが、どれだけ読んでも、具体的な操作方法は書かれていないのです。
会社に出社したのと、リーダー（年下）と同じ空間にいたのは、たった1日だけでした。結局、AWSの正しい使い方をしることはできませんでした。もっと重要性を理解してたら、辞めなかったかもしれません(´Д｀)
今でもこんな併用しているところって、あるんですかね?
２．実はやることがない
その職場では、AWSを使えなくても、なんともありませんでした。
リーダーが丸抱えしてくれており、何かを待っている感じでした。
SESにおけるテレワークとは、リーダーが暇そうにしているメンバーを見ないようにする効果があると考えられます。
やらせること（環境）が無いけど、仕事のアリバイを残すために、勤怠カテゴリとして「自己研鑽」がありました。
別に、計算ドリル（なつかし～）などの課題が与えられているわけではありません。自宅待機していればOKです。
どうしても良心がとがめるなら、ブログを書きつつ「WordPress研修」と言っておけばいいでしょう。
３．会議が多い
リーダーが参加させられているオンライン会議がやたら多かったです。ほとんど私も参加させられました。
大企業はどうしても会議を入れたがるようです。意味があると思って開いているのでしょうが、全員を集める意味があるかは疑問です。
会議があることで時間を消費し、リーダーは自分の仕事を後回し、最悪残業を使ってクリアしていきます。なんて非効率なんだろう(´Д｀)
会議で発言もせず、残業もしなくていいSESを見て、「SESいらなくね?」ってならないんですよね。本当にありがたい限りです。
だまって発言者の言うことを聞いているだけの、簡単なお仕事ではあります。
毎朝のミーティングというのは、テレワークを仕事と位置付けさせる、企業の「最後の意地」なのでしょうか?w 朝ミーティングが、その日唯一のコミュニケーションになることも、しばしばですから。
会議の多さは、時間消化こそホワイトカラーの重要な”おしごと”である証左だとわかりました。
４．”アタオカさん”の対応
テレワークではなくても発生する人間関係の問題です。
どんな職場にも、“アタオカさん”というのは一定数の割合で存在します。SESにおいては、個人的に女性の方が多いと思っています。
ヒステリーという症例が、女性に多いこととリンクしています。これがチャットで文字になることで、より印象に残るのです。
やり取りする相手に女性がいる場合、テレワークではご注意ください。
証拠を残してくれる
“アタオカさん”は自身が、周囲からパワハラ、モラハラの象徴として認知されていることに気づいていません。
今まではうやむやで済まされていましたが、テレワークに入ってはそうはいきません。
それは、やり取りが全て【チャット】になったからです。Zoomなんて、スケジューリングされた場合でしか使用しません。
いや、対”アタオカさん”の場合は、むしろチャットの方がありがたいのです。
それは、相手が自分を傷つけたという証拠を残してくれるからです。
後で然るべき立場の人に、「こんなことを言われた」と根拠を示すことができます。他者には理解しがたいことでも、何の痕跡も無いより数段マシです。
程度の問題は、関係ありません。証拠をもって説明できるということが、あなたの心を軽くしてくれます。
５．退職しやすい
出社には、退職を抑止する効果がありました。
給与が安くても、自分のやりたいことができなくても、出社してしまうことで「最後の一歩」が踏み出せなかったりします。
テレワークの職場環境（自宅）には、自分一人です。自分が突然やめたことで迷惑を被るであろう人が見えにくくなります。
テレワークによって、退職がよりカンタンになった、ということです。
方法としては、業務時間中に外出しちゃってください! これだけです。
先に辞める旨を伝えておく方が、親切でしょう。
1日音信不通になれば、職場としてはあなたを辞めさせざるを得ません。だって無理やり復帰させたとして、また同じことが起きる可能性が極めて高いのですから。
ラクなSESのこなし方
SESという働き方は、【弱者の生存手段】として非常に有効です。
反面、会社にとって都合のいい存在です。いわゆる「人間らしさ」や「働きがい」は追求しないのが得策です。
「こんなことをしていて、本当に意味があるのだろうか?」
存在するだけで会社の要望に応えているので、意味はあります。今はお金を貯めるときであり、副業など、次なるステップを考える時間です。
ラクなSESのこなし方をまとめた1冊、拙著「IT業界でラクになれる働き方」をご紹介します。
今日も嫌々出勤していませんか？そうした日々の積み重ねは、健康に悪影響を及ぼします。ご自身の不利益はもちろん、ご家族や関係者に不快な思いにさせています。
うりだ泰之「IT業界でラクになれる働き方」の紹介文
私は業務時間中、嫌々をなるべく軽減することだけを考えていました。するといつの日か、ある程度自分の【メソッド】が貯まっていったことに気づきました。
このメソッドに則って業務時間を過ごせば、IT業界ほどラクな働き方ができるところは他にないと、確信しています！
テレワークを含め、SESとして乗り切るためのヒケツみたいなものを書いています。
「自分はこんなんでいいのだろうか?」とお思いのSES諸氏のみなさんは、ぜひお読みください( ^ω^)
「テレワークあり」を選ぼう!
テレワークによって、SESがたいして何もしていないことが浮き彫りになりました。
人員削減は、時間の問題です。なので、あなたが削減されてしまう前に、テレワークで稼げるだけ稼いでおきましょう!(^○^)
在宅副業は必須!
たださえやることが無かったのに、テレワークにより外出する必要すらなくなりました。
在宅だと、気力が奪われていきます。気を張るタイミングが無いからです。
だからと言って、テレワークを避けてはいけません!(｀・ω・´)σ
在宅でできる副業に取り組みましょう! 副業として、もっともおすすめするのがブログです。
ブログですが、マネタイズの難易度は最上級です。はじめは、まったくお金になりません。かくいう私も、2年やって純粋にブログから現金が湧いてきたことはありません。
アドセンスでもアフィリエイトでも、サイトをGoogleに認知してもらうまで、時間がかかります。
時間を無意味に浪費するのではなく、少しでも「自分の意思」で活動できる自分を作っていきましょう!
「誰かから言わたことだけやる」が、今後通用しなくなるからです。
環境づくり
「在宅副業は、スマホがあれば十分!」という情報があふれています。
ただスマホオンリーの副業には、何かとインチキ臭いものが多く、結果が出る可能性が低くなります。
また、過度な簡略化と効率化を求めて、作業自体がめんどくさいと思うようになりがちです。
先述したブログを始める上で、PCとWi－Fi環境を用意しましょう!
ノートPC
副業するにあたっては、「マイPC」を持つことです。まさか会社貸与のPCで副業するわけには、いきませんからね( ^▽^)σ)~o~
文字入力は、キーボードの方がストレスなく打てるはずです。同じ時間で入力できる文字数が、スマホに比べて圧倒的に多くなります。
また、デスクトップではなく、ノートPCを用意しましょう。モニター代が節約できます。モニターは、結構電気代がかかりますので。
持ち運びできるのはもちろん、気が向いたときに、ベッドの上でも作業をできます。冬は特に重宝するはずです。
中古でも構いませんが、気合を入れる意味で最新の持ち運びしやすいものをおすすめします。
Wi－Fi環境
これもPCと一緒で、会社貸与のWi－Fiは、必ず足がつきます。調子の乗って、時間外に使い過ぎた場合は、懲戒処分の対象になります。
今どきネット接続に、LAN線は不要です!
個人的には、ワイモバイル+Softbank Airの組み合わせをおすすめします。
スマホと
Wi－Fi（無線）環境を合わせて、月額6千円台で済んでしまいます!w(゜o゜)w
Wi－Fiは、もちろん使い放題です。これより安いプランは、たくさんありますが、通信料等の制限が付いているのを知ると、当組み合わせがベターかと考えています。
まとめ
テレワークにより、SESを筆頭にホワイトカラーがいかに仕事にかこつけた”給料ドロボー”かがわかります。
成熟した資本主義社会のおかげで、こんな給料ドロボーでも生きていくことが許されます。
SESとして悠々自適に、副業に邁進していきましょう!
さて、2020年にいたあの職場、今はどうやってるんですかね～(;´▽｀)
大企業だったので、SES一人飛んだところで、なんともないはずですが。トラブルでニュースに出るたびに、ドキドキして見てます。
今回は、
- SESにおけるテレワークの実態→やることはほとんどない。存在意義の無さに気づいたとき、「IT業界でラクになれる働き方」を読もう!
- それでも「テレワークあり」の職場を選ぼう!→副業を通じて、自分の意思づくりができる。
について、書いてみました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
コメント