どうも。世界のうりだです。
いざiDeCoを始める上で、どの金融商品にするかを選ぶ必要があります。
特定(課税)口座と同じで、果たしていいでしょうか?
投入した資金は、60歳まで泣いても引き出せない「強制的な長期投資」を課せられます。
「バイ・アンド・ホールド」を維持する前提になるので、できるだけリスクを取っていきましょう。
方針が決まれば、資産配分も自ずと見えてきます。
iDeCoにおける理想の資産配分
iDeCoは現状、60歳まで引き出せません。
つまり、否が応でも長期投資になります。
この強制力をプラスに活かせる資産配分にしましょう。
その資産配分はズバリ、「株式投信100%」です!(゜∀゜)
下記の記事も合わせてご覧いただくと、私の考えが一貫しているのをご確認いただけるかと。
気になる「元本割れ」
株式投信は、いわば「リスクの塊」です。
iDeCoは老後資金のためにするものなので、貯蓄の意味合いが色濃いです。
貯蓄にリスクを求めるのは、いかがなものでしょうか(´・ω・`)
そこはご安心ください。
まずは「長期投資」です。長期投資をすることで、元本割れの可能性がグッと下がります。
次に「資金の引き上げができない」ことです。
心配性の方は、少しのダウンを見て、資金を引き揚げてしまいがちです。しかしiDeCoでは、60歳まで現金を取り戻すことはできません。(※厳密にいうと、現金に最も近い定期預金に移し替えることはできます。)
どうせすぐには戻ってこないのだから、あきらめてほったらかしておきましょう(;´▽`)
金融資産で利益が出た投資行動
ここで、投信を含む金融資産で利益が出た行動の代表例を取り上げます。
- 所有者が死亡していた
- 所有していることを忘れていた
「購入後、何もしなかった」ということです!!w(゜o゜)w
かつての投資はつみたてよりも「一括投資」の方が多かったので、こうした【放置】の例が多かったと考えられます。
iDeCoは投信を【放置】するには、もってこいの環境なのです。
「株式全振り」のまま駆け抜けるわけじゃあない!?
iDeCoは、始める時期によっては30年以上のつみたて期間があります。(裏山)
強制的に引き出すことができず、先述した「金融資産で利益が出た行動」を保つことができます。
だからと言って、すべて株式投信のまま20年間を駆け抜けるつもりは、私にはありません。
売却時期を想像する
「やったー!株式全振りしていたおかげで、元本の3倍になったよ!!( ^▽^)σ)~o~」
そう言ってiDeCoを解約できた方は、おめでとうございます!
そうです!全世界の株価は、右肩上がりに推移し続けます。
ダメ押しで、解約時にバブル期が訪れたら、もういうことはないでしょう。
・・・っていう「明るいだけの未来」を想像する人は少ないのではないかと、個人的には思います(^^ゞ
「グーグ○とアマ○ンがこないだ潰れたばかりなのに、今度は任○堂とファ○トリがつぶれたぞ!?(゜Д゜)」
“なんとかショック”みたいなものが来るのではないかと、案じるのではないでしょうか。
そのショックの真っただ中に、「60歳のお誕生日、おめでとうございます!」と言われてしまうのです。
目の前にあるのは、元本より【30%】も下落した株式投信たちです。
たとえ“なんとかショック”が来ても、【30%】という数字を減らしたいというのが、今回の主眼です。
10年後のプラン「利食い」
10年後は、私にとっては51歳。iDeCo運用期間の中間地点にあたります。
10年後に、もしiDeCoの資産(株式カテゴリの投信)が、元本の倍になっていた場合、
半分を売却して、債券とREITに振り分けようと思います。
これくらいの”利食い”はしておいた方がいい(したくてしょうがない)、と思っています。
来るべき”なんとかショック”で、全部持っていかれるのはシャクですからね。
運用期間の終了前にあらかじめ利食いしておくことで、将来の【30%下落】を気休め程度には減らすことができるのです。
資産全体におけるiDeCo割合
iDeCoにあってNISAに無いものがあります。それは「課税所得控除」です。
「もう公的年金は、今の水準を維持するのは無理ぽです。なので自分でやっといてください。その代わり、税金の方でおまけしとくから(;´▽`)」
政府は年金すら個人の責任にしよう、と。課税所得控除は、国民にiDeCoを浸透させるために「最高級のエサ」を撒いたのです。
「iDeCo最優先」というカルト
投資クラスタにおいて、「まずはiDeCoを埋めてから!」のような論調があります。
利益に対する非課税、掛け金の全額所得控除と、iDeCoをするだけで「最大の税制優遇」を受けられます。
「センセー、アドバイスありがとうございました!さっそく、そのように設定を変更します!(`・ω・´)ゞ」
現在の私が、この論調に従ったとしましょう。同調圧力の中でしか生きられなかった環境に置かれていたので、そういうのは得意です。
毎月の投資額2.5万円のうち、2.3万円をiDeCoに振ることになります。
iDeCoではまず、60歳でつみたて期間が終了するまで、一切手を付けられないという制限があります。
「いや。iDeCoじゃなくても、投資したお金は自分で使う気がないんで。」
かなり極端(頓珍漢)な思考ではありますが、そう割り切れた人がいたとします。
すぐに使える資産として、残りの2千円を定期預金したとします。年間2.4万円です。
急な人生のイベントに対応するには、あまりにも心もとない金額ではないでしょうか。
私のように辞めたいときに会社を辞めることは、まず無理でしょう。
60歳に非ずば人に非ず?
「おい、59歳のオレ。今が人生の正念場かもしれないけど、1年後の俺のために、掛け金を下げるんじゃあないぞ!( ^▽^)σ)~o~」
59歳になったあなたに、急激な生活の変化が起きました。
今を乗り切れるかどうか。人生の正念場において、60歳以降の自分のために、MAX2.3万円をiDeCoに捧げることができるでしょうか。
「今こそ、お題目を唱えて頑張りましょう!ヽ(´▽`)/」
確かに、私にはその信心こそが必要かもしれません。しかし、世間一般でこの理論は通用しません。
やはり、「今すぐ使えるお金」というのは、ある程度必要ではないでしょうか?
60歳以降のだけのために、今の自分を省みずiDeCoに全力を注ぎ続けるのは、滑稽に思えます。
iDeCo至上主義には、こうしたある種の”カルト性”を禁じ得ません。恐惶謹言
まとめ
iDeCoなら、株式で駆け抜けても問題ない気はします。(貯蓄・投資額の30%未満ならば)
ああでもない、こうでもないと、考えるのが好きな私のような人は、結局おいしい思いができないのも事実です。
今回は、
- iDeCoにおける理想の資産配分→株式投信100%
- 60歳まで、そのままの資産配分で駆け抜けるわけではない。→利食いして、債券、REITに移し替える
- 資産全体でのiDeCoの割合に注意
について、書いてみました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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