どうも。世界のうりだです。
2024年から、新NISAが始まります。
我々購入者が喜んでいるのはもちろんですが、浮足立った購入者を狙った”業者”は、あの手この手であなたを誘います。
業者は新NISAを購入するネット証券会社だけで十分!
「積立投資枠」は、良質な投信しかない前提です。しかし、その商品数はかなり多く、目をつぶって「エイヤーッ!」と買ってしまっては、後悔することに。
【2つの条件】を満たす投信を選ぶだけでOKです。
何も難しいことはなく、業者にコストを払って教えてもらう必要は皆無です。
積立投資枠で買っていい投信が満たすたった2つの条件
長い年月をかけて行う積立投資では、後悔したくありません。
運用に掛けた【遠大な時間】だけは、どんなにお金をかけても取り戻すことができないからです。
以下の2つの条件さえ満たしていれば、後悔することはありません。
1.米国株式が含まれている
投信のポートフォリオに、米国株式が含まれている必要があります。米国株式の割合が60%を超えています。
全世界の経済をリードしてきたのが米国企業であり、向こう30年もその可能性が高いからです。
条件を満たす投信の名称には、(1)全世界株式、(2)先進国株式、(3)S&P500のいずれかが含まれています。
2.信託報酬が0.2%未満
積立投資枠で購入できるほとんどの投信は、「インデックス投信」と呼ばれています。
つみたてNISA、iDeCoの発展により、インデックス投資のコスト「信託報酬」の引き下げが進みました。
極限まで引き下がった結果、0.1%台が当たり前となりました。
みんな大好き「eMAXIS Slimシリーズ」は、オルカン(全世界株式)とS&P500が0.1%を切っています。
条件を満たさない投信の一例
実は、私のつみたてNISAのラインナップには、過去に買った「条件を満たさない投信」がまだ残っています(;´▽`)
「SSGA-米国株式インデックス・ファンド」が一例です。
- 純資産額:67,546百万円
- 採用指数:S&P500
- 信託報酬:0.495%
同じS&P500に投資しているにも関わらず、「Slim 米国株式」の5倍近くのコストを支払うことになってしまいます。
ちなみに私が当該投信を選んだ理由は、「名前がかっこいいから」だったと思います(;´▽`)
「そんなに儲からない」から確実に増える!?
「いやいや。もっと儲かるいい投信を知ってる人が、きっとどこかに転がってるんだろ!?」
他人を出し抜ける情報を得ようとすれば、コストがかかってしまいます。
そして買わされるのは、信託報酬が1%超のアクティブ投信だったりします。
「そんなに儲からない」ことを前提に投信を選べば、自ずと確実に資産が増えていくことになるのです。
インデックス投資はコスト分必ず負ける?!
今回の投資を実践した場合、残念ながら市場平均(インデックス)には、絶対勝てません。
投信の中身が同じパフォーマンスを発揮したのち、関わった業者が信託報酬分のコストを”ピンハネ”するからです。(言い方w)
「なのでこの投信なら、インデックス投信より高パフォーマンスを出すことができるんですよ!」
業者は言葉巧みに、聴いたことない(自社が運用する、高コストのアクティブ)投信を買わせようとしてきます。
でも、待ってください!
インデックス投信が確実にインデックスのパフォーマンスを0.1%程度下回るとしても、高確率でインデックス勝てないのがアクティブ運用です。
そのビハインドは、インデックスの0.1%に収まるはずがありません。
銀行(金融業者)に依存した場合に想定されること
新NISAは、市中銀行でも購入することができるようになります。
あなたの担当についた行員は、一生懸命に投資の有用性を教えてくれるでしょう。
ですが彼らは、あなたの幸せを一番に考えてくれているわけではありません。
では誰の幸せを考えているのか。他ならぬ、行員自身の幸せに決まっています。
行員の幸せとは、「営業成績の上昇」です。
つまり、銀行の取り分がもっとも多くなる商品を、あなたが買おうとしている投信の候補に混ぜている可能性が極めて高いのです!(`・ω・´)σ
単純に信託報酬が高かったり、あるいは信託財産留保額や購入手数料までついている投信をつかまされてしまうのです。
銀行員を通じてNISA、投信を購入した小説「投資のオムニバス」を、ぜひご一読ください。
作中の「ひろみち君のお父さん」のような”お人好し“をご自覚されている方は、お気を付けください。
まとめ
積立投資枠で投信を買うのに、信託報酬以外のお金は、全く支払う必要ありません。
ただ前述した条件を満たす投信をメインに購入するだけです。
“特別な情報を持っている人”のいうことを聞く必要はありません。
数十年間かけて、ゆっくり、着実に増えていく資産形成をご堪能ください。
今回は、
- 新NISAの積立投資枠で買っていい投信が満たす2条件→①米国株式を含む、②信託報酬が0.2%未満のインデックス投信
- 「そんなに儲からない」ことを前提の投信選びを!→「投資のオムニバス」から、業者に従った顛末を想像しよう。
について、書いてみました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
コメント