時事考察

「NYSE FANG+」指数の意外な事実|GAFAM比率が低い

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時事考察

どうも。世界のうりだです。

先日、ド〇ゴンボールが7つ集まったので、神龍にお願いしてみました。

NYSE FANG+」指数に投資したいと思い、「大和-iFreeNEXT FANG+インデックス」 の信託報酬を下げてほしい、と。0.7755%の信託報酬では、インデックス投信にふさわしくありません。

当該指数の構成銘柄は、絶対に儲かるだろう10銘柄です。外すわけがありません!( ^ω^)

・・・と言いつつも、懸念するべきなのは本当に信託報酬だけなのでしょうか?

調べてみたら、抱いていたイメージと違った意外な事実がわかりました!

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「NYSE FANG+」指数の意外な事実

当ブログでも何度か取り上げている「NYSE FANG+」指数(以下、FANG+)について、改めて考察してみました( ^ω^)

構成銘柄は、現在もっとも注目されるGAFAをはじめとした、選りすぐりの10銘柄です。

SBI証券では、当該指数を購入できる商品として「大和-iFreeNEXT FANG+インデックス」があります。つみたてNISAでおなじみのiFreeシリーズであることから、安心感が伴います。

以前は表面的な部分だけで満足していましたが、もう少し調べてみた結果、意外な事実が分かりました。

GAFAMが下位に!?

米国株の入るカテゴリでは、必ずといっていいほど、GAFAMが組み入れ銘柄の上位、なかんずくトップに君臨しています!

一例として、米国のメガキャップファンドを挙げてみました。

その業績が揺るぎないと考えられるGAFAMを組み入れ上位にすることで、パフォーマンスが安定します。

FANG+では上図で示した通り、上位には3位のアルファベット(Google)だけで、

その他のGAFAM銘柄は、下位に据えられているのです!w(゜o゜)w

out「Microsoft」→in「Netflix」

そして、GAFAMの1社・マイクロソフト(Microsoft)が無いのも特徴です。現在のMac以外のOSを牛耳っているマイクロソフトですが、Macや別のOSにとって代わると読んでいるのかもしれません。

MSの代わりに、FANGに名を連ねる「ネットフリックス(Netflix)」が入っています。

ネットフリックスは、有料の動画配信コンテンツです。YouTubeでは見られない動画コンテンツを、廉価で見られます。

MCを象徴するPCから、スマホにシフトしたことにより、ネットフリックスの需要はさらに高まる見込みなので、このout→inは時代に沿った判断と言えるでしょう。

成長重視

いずれにしても、他指数に比べてGAFAMの組み入れ比率を減らしたFANG+の意図は、成長重視ということでしょう。

当該投信および指数は、資産形成というよりは、ギャンブル要素の方が際立っているようです。

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FANG+で資産形成はできるのか?

少額ずつ積み立ててきたコインから芽が出るイメージ
FANG+だと、これらのコインから巨木が生えてくるイメージかも…

投信をつみたてで購入している方は、主に資産形成を目指されていると思います。

では、成長重視のFANG+に、資産形成のお金を振ってしまってもよいのでしょうか?

「優秀なアクティブファンド」と「S&P500インデックス投信」

FANG+に興味が出るとすれば、S&P500以上の高パフォーマンスを求めてのものと考えられます。

S&P500に代表されるインデックス投信と比較されるのは、常にアクティブファンドです。

アクティブファンドでは、ファンドマネージャが独自の目線から、投資先に適した銘柄を選びます。

投信の投資先を数十銘柄に厳選することで、全ての銘柄が高パフォーマンスを維持することで、インデックス以上の高パフォーマンスを得られる、という仕組みです。

ただしアクティブファンドは、その高パフォーマンスと引き換えに、手数料(信託報酬)が高くなります。

残念ながらアクティブファンドのパフォーマンスは、米国株の代表的なインデックス「S&P500」すら超えられません(´Д`)

では、「優秀なアクティブファンド」と「S&P500インデックス投信」の【受益率】を試算してみましょう。

  • 【優秀なアクティブファンド】年平均騰落率:8%、信託報酬:1.5%→受益率:6.5%
  • 【S&P500インデックス投信】年平均騰落率:10%、信託報酬:0.1%→受益率:9.9%

S&P500のインデックス投信が、3.4%も有利なことが分かります。「優秀なアクティブファンド」は妄想ですが、年平均騰落率で8%はに迫れる商品はほとんどないため、3.4%以上に乖離してしいくでしょう。

インデックス投信では、数百銘柄からを組み入れることで、その変動幅をマイルドにしています。

また、有象無象が組み込まれていることで、上昇幅がかなり限定されてしまうのも事実です。S&P500でもこの事実が当てはまります。

現在のドリームチーム

そして、S&P500のパフォーマンスをけん引しているのが、GAFAMの5社であることをご存知でしょうか?

S&P495の方が、インデックス投資の”正しいパフォーマンス”と捉えた方がいいでしょうw

FANG+については、構成される全10銘柄が、世界で知らない人がいないスター企業に限定されています。

アクティブファンドに比べても、銘柄数は少ないです。しかし、これだけのスター企業であれば、計ケイン豊富なファンドマネージャでなくても選定できてしまいますね(;´▽`)

サッカーだとレアルマドリード、バスケだと全米代表のドリームチームのような、夢の構成銘柄です。

ケタ違いの騰落率

では、そんなドリームチームのスペックを受益率を見てみましょう。

  • 【FANG+「iFreeNEXT FANG+ インデックス」】年平均騰落率:35%、信託報酬:0.78%→受益率:34.22%

騰落率はけた違いの35%です! 5年間とは言え、すごいですね(゜∀゜)

「コレだったら、余裕で資産形成できるじゃん!( ^▽^)σ)~o~」

気を付けなければならないのは、現在のドリームチームということです。

いつか10銘柄に台頭してくる、もっと言えば、それ以上の伸び率を発揮する企業が現れます。その際に、FANG+ではパフォーマンスが出遅れることが避けられません。

資産形成するにあたっては、向こう20~30年間のパフォーマンスを考えなければなりません。

その間に、8銘柄以上の企業が今と同じパフォーマンスであることに”賭ける”ことになります。

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まとめ

他の指数に比べたら、圧倒的にGAFAの割合が多いFANG+。しかし、指数内ではGAFAMを薄めることで、ワンチャンをうかがう魅力を出しています。

なんとなくですが、二兎を追っている感じが否めないですね(´Д`)

最初は”勝ち確”に思えたFANG+ですが、資産形成向きではないと判断しました。最悪、繰上償還まであるかと…

資産家であれば、一般NISAの枠内でFANG+にコミットするのも、おもしろい→遊べるかもしれません。

今回は、

  • 「NYSE FANG+」指数の意外な事実→GAFAの割合が濃い代わりに、組み入れ比率は下位に。かなりのギャンブル要素を孕んだ指数。
  • FANG+で資産形成は?→向こう20年、8銘柄以上が同じパフォーマンスで残っていると思えるなら。個人的には疑問視している。

について、書いてみました。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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