どうも。世界のうりだです。
2020年からの世界的な株価上昇は、未だ止まるところを知りません。
しかし、いずれ上昇から下落に転じる未来も確定しています。
長期投資においては、どちらも一過性の現象にすぎません。
感情的な利益確定(利確)をすることで、結果的に損をすることを、ご存知でしょうか?
これを読んでも、あなたはまだ利確したいと思うのでしょうか。
利益確定すると損!?
「おいおい。利益確定って言ってるのに損て、どういうことなんだよ!?( ^▽^)σ)~o~」
長期投資で重要なのは金額の多寡よりも、かけた時間の方です。
目先の利益に走ると、将来の膨大な利益を取り損ねることになるのです。
利益の2割が強制没収!
長期投資を目的に積み立ててきた株式投信が、30%超の含み益がでてきました。
「よっしゃー!この好況にあやかって、ちょっと利食っとこうか!(゜∀゜)」
その投信の一部を、利確目的で売却したとします。
日本国内の金融商品取引において、利益に対しては一律20.315%課税されます。
利益が”ピンハネ”された上に、保有する投信の口数も減ってしまいました。
結局得した部分は、何もなかったわけです(´Д`)
唯一の利確行為は「リバランス」で!
長期投資において、唯一許された利確があります。それがリバランスです。
リバランスは、確実に「高く売って、安く買う」行為になります。
利確した分の利益に対して、税金がかかるのは一緒です。
しかしリバランスでは、利確した元金を、安くなったカテゴリの投信に再投資する確固たる目的があるのが重要です。
リバランスによって、将来のさらなる収益のため、投信の口数を多くしました。
利確は投機
利確は実際に体験したことがありますが、非常に気分がいいものです( ^ω^)
FXでも、確率だけなら2分の1は利確することが可能です。
「やってやった~」という、勝負から解放されたカタルシス。
「利確しなくちゃ、もったいないじゃん」と、思う気持ちはわかります。
インデックス投資に対してそのような感情を抱く理由は、あなたにとってリスクが大きすぎるからと思われます。
投資は確かに、元本保証されるものではありません。
でも、2~3年分程度のつみたてで、まだまだ乏しい口数の投信を解約してしまうようでは、将来の資産形成は見込めません。
利確中毒
利確したいと思ってしまうのは、利確中毒かもしれません。「自分の判断が正しかった」と、短期的に思いたい自尊心を満たすだけです。
インデックス投資は月々のつみたてをするだけで、あとは放っておくことです。
利確する運用に比べて、2割増し+複利まで効いてくることになり、圧倒的な収益を生むのですから。
税金を繰り延べしよう
長期投資において、リバランス以外の利確が意味のないことがわかりました。
利確は、ただの税金支払いの前倒しです。
税金は毎月、給料から天引き(源泉徴収)されています。定年前の現役時代は、税金の支払いはそれだけにとどめたいものです。
何かに使えるかもしれない
「利食っておけば、ひょっとしたら何かに使えるかもしれないし…」
今までに見たことのない含み益。それを、なんとなく降ってきたようなお金だと、思っていませんか?
利食いしたお金なんだから、プラマイ0にも思えます。いやいや、相当もったいないですよ(^_^;)
必要と思うお金、無くなると不安になる金額は、最初から投資に回すべきではありません!
生活防衛資金や定期預金で、いつでも使えるお金としてプールしておきましょう。
税金を支払ってまで未来の収益を縮めてしまっては、本末転倒なのです。
売らない、それだけ
つみたて投資しているだけなら、自然と税金を繰り延べしていることになります。
投資家にとって、税金の繰り延べほど効率的な行為はありません。
行為というのは、「売らない」ことです。何も難しくはありません。証券口座にログインすることすらないのですから。
毎年の確定申告のために、いくら利益があったのかの報告も、税金を納める必要もありません。
長期投資した投信に預けた現金が、本当に必要になるのは、給与所得が完全にストップしてからでしょう。
楽しみは後に残しておきましょう。いくら売却しても、尽きない口数になるまで。
まとめ
利確は「自己承認欲求」を満たす、本能に近い行為と思います。
利確のために、ちょっとした個別株を買ってみるのもいいかもしれません。(今は上昇相場なので、現物の購入はおすすめしませんが。)
それとも、モーニングスターの株式優待で得たXRP(リップル)のチャートを見ながら、はねた時に売ってしまうのもいいかもしれません。これぞ投機ですから(^^ゞ
今回は、
- 長期投資における利益確定は損→利確は年1回程度のリバランスだけで!
- 可能な限り税金の繰り延べを!
について、書いてみました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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