どうも。世界のうりだです。
悪夢のような下落から3ヶ月ほどたち、株価が戻ってきました。
なかでも「フィンテック」の調子がいいようです。
今回は、特定のセクターにフィーチャした投信について、ご紹介します。
フィンテック株が急上昇?!
全世界株に普く投資する方針の私ですが、実はフィンテックに特化した投信を保有していました。
その投信とは、
SBI日本・アジアフィンテック株式ファンド
です。
6月1日時点の損益率は、なんと「+8.11%」となっていますw(゜o゜)w
所有の投信においては、「S&P500」(損益率:+7.33%)よりも状況がいいのです。
これだけ好成績を残している当該投信ですが、なぜか資金は流出しているようです。
当該投信について
組み込まれた銘柄は、以下になります。
筆頭銘柄が”じぶんち”(ソフバンG)という(^^ゞ
また投資先が「ジャパン一色」であり、アジアの入り込む余地はなさそうです。(ぬぐえない釣り感)
【当該投信について】
・設定年月:2017年4月
・純資産額:3,175百万円
・信託報酬:1.8018%
・信託財産留保額:なし
・償還日:2027年4月26日 (!?)
比較的に最近できた投信のようです。
純資産額は30億ということで、3年経過した投信としては、なんとも微妙です。
残念なスペック
まず注目すべきスペックは、「信託報酬:1.8018%」です!(゜Д゜)
そこら辺のアクティブ投信より、群を抜いて高額です。
商品開発者(販売会社)は、フィンテックに”期待”する世論をくみ取ったのでしょう。
「こういう商品に飛びついちゃうくらいだから、(信託報酬が)多少高くても買うんだよ! てか、こんな【いい商品】なんだから、これでも安い方だろ!?」
セクターに特化しての投資は、投機的な意味合いが強いはずです。投機であれば、それなりの高額が投じる顧客が多く見込めます。
償還日のリスク
信託報酬の高さより注目すべきなのは、「償還日」が設定されていることです。
「ホレ、こんな商品欲しかったんだろ?! だったら、もっとあおってやろう!(`Д´)σ」
償還日を設定することで、「今しか買えないぉ!( ^ω^)」と、”投機スジ”をさらにあおります。
「今日で閉店です!お店にあるもの、値札に関係なく、どれでも1,000円!!」
上野・アメ横では、毎日このような掛け声が飛び交っています。
こうしたお店は、閉店にかこつけて、利益を度外視してとにかく現金をかき集めにかかります。
投機的な投信でも同じです。償還日が迫るごとに、チキンレースになります。
「償還日まで、まだ7年もあるじゃあないか( ^▽^)σ)~o~」
そう思っていた矢先、何かの拍子で繰上償還(期日になると、強制的に現金化されてしまう)に陥ることもあります。
当ブログでご紹介している「できる投資」においては、「償還日」が設定されている投信を購入するのは、ご法度です。
フィンテックが注目された理由
「フィンテック?・・・ああ、サクサク感がたまんなくて、ついつい食べ過ぎちゃうよね。そういえば最近、リニューアルしたって聞いたんだけど…(;´▽`) 」
“フィンテック”って聞いたことはあるけど、自分には関係ないと思ってスルーしてきた方も多いのではないでしょうか。
そもそもフィンテックとは、いったい何なのでしょう。
フィンテック、fintechとは、FinanceとTechnologyを組み合わせた造語であり、ファイナンス・テクノロジーの略。 「ICTを駆使した革新的、あるいは破壊的な金融商品・サービスの潮流」などの意味で使用される。
ウィキペディア
うーん。読んでみても、いまいちピンときませんね。
キャッシュレス
フィンテックの技術で、我々の生活にもっとも身近なのは、
「キャッシュレス」です。
キャッシュレスが今やもっとも進んでいるのは、「中国」です。
中国の国民にとって「現物の現金」は、もはや信用できるものではなくなっています。
中国でモーレツにキャッシュレスが進んだのは、「ニセ札対策」です。これはもう、いうに及びませんよね(^_^;)
歴史的に見ても、「だまされる方が悪い」という文化ですから。
コロナ対策で加速!
コロナ対策により、現金のやり取りが嫌厭されるようになりました。
「現金大好き!」な日本人でさえ、自分の命には代えがたく、多くの日本人がキャッシュレスに移行したとみられます。
キャッシュレス化は今まで以上に注目され出しました。
購入した経緯
はたして私には「先見の明」があったのでしょうか?
いやいや、結果は偶然でしかありません。
リテラシーの低さ
つみたて投資を始めたころ、「自分でも探してみたい!(゜∀゜)」と思った結果、発見した投信です。
あまり覚えていませんが、おそらく、「アジア」「フィンテック」「SBI」という単語で選んだんだと思われます。
保有期間と放置
当該投信において一つだけ、「できる投資」の片りんをうかがえたのは「放置」したことです。
投信で資産を増やすには、ある程度の期間が必要です。
私が当該投信を購入したのは、2年前でした。これだけの期間放置しておいただけです。投資って、楽ですね。
投信は本来「最低でも3年保有」なんて言われています。
いずれにしても、投信の購入に際しては、長期スパンで考える必要があります。
ましてや償還日が設定されている投信なんて、論外です。
まとめ
何かのセクター(カテゴリ)に特化した投資商品(投信)は、資産のコアにはなりえません。
またこのタイミングで、新たにフィンテックへの投資を始める(投信を買い付ける)のも、おかしいでしょう。
これから当該投信を購入することを、私としては全くおすすめできません。
尚当該投信は、この記事を書く前に全額売却させていただきました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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