どうも。世界のうりだです。
先日降りしきる春雨の中、私はIT企業に面接に行ってまいりました!(`・ω・´)ゞ
私が即戦力になれるとしたら、IT業界しかありません。
ハローワーク(ハロワ)に求人を出すIT企業では、自社の住所しか書かれていません。
本当は会社の住所の利便性(家との距離)から選ぶわけですが、就職後はSESのため、その住所では働けないのです。
私の面接した実態をお伝えします。
ハローワークで紹介されるIT企業はSES確定!
先日、ハローワークから紹介状をいただいたことをお伝えしました。
紹介状をいただいた3社中、2社の面接にたどり着きました。
面接で言われた内容の共通点ですが、
「就業場所はココではない!」と言われたことです。
中小IT企業の傾向として、社員をSESとして派遣させるのが当たり前になっています。
就業場所を書けない理由
1社目の面接官が、就業場所を書けない理由を具に教えてくれました。
就業場所と取り扱う業務を書いてしまったら、どの会社の業務を請け負うかが透けてしまうから
とのことでした。
IT企業への再就職を目指されている方は、勤務先が確定されないことは覚悟の上でご応募ください。
私は募集要項に書かれていた「面接地=勤務地」を期待していたので、正直残念でした。
面接内容
実際の面接の様子を、できるだけ細かくご紹介していきます。
1社目
1社目は、電話をくれた熱心なA社でした。
面接は13時からでしたが、まだ雨は降ってませんでした。
雑居ビルの7F。細い階段とエレベーターホール(とはいえ、階段小上がりの吹きざらし)からは、おおよそオフィスのイメージはありません。こういう佇まいの建物は人除けになるので、個人的には好きです( ^ω^)
エレベーターで面接会場の7Fに着くと、やはり吹きざらしの階段でした。
吹きざらしの階段に面した、会社の扉があります。
「引き返すわけには、いかないよな(;´▽`)」
私には変な癖があって、ギリギリまで「引き返すスキ」のようなものがあることを期待してしまうのです。まあスキを見つけたからと言って、引き返すことは少ないですが。
もちろんこれは、引き返すスキのない状況です。引き返したら、不法侵入を免れません。
扉横のピンポンを押すと、室内で「ピンポン!」と鳴り響くが聞こえました。
出てきたのは、電話をかけてきた面接官でした。
一間の事務所
中に居たのは、面接官一人でした。
面接官用のデスク、応接用のテーブル、一間(ひとま)の事務所。
部屋の脇には神田明神の熊手が飾ってます。宗教観よりも場所柄の付き合いだと思いますが。
事務所の雰囲気は、前の会社と同じです。この「一間の事務所」においては、自社勤務はあり得ませんね。
スキルシートへの苦言
一般には「職務経歴書」と言われていますが、IT業界では「スキルシート」の方が通りがいいかもしれません。一緒のモノです。
募集要項には、選考書類として「職務経歴書」と書かれていますが、スキルシートで問題なかったことを私が証明しました。(ドヤ顔)
さて、スキルシートを記入する上で、若干の問題を生じていました。
直近の業務が長すぎて、その前の経歴をかなり忘れてしまっていました。
IT業界では、出向だと概ね3ヶ月サイクルで回っていくものです。普通は長くても2年でしょう。
私の場合、一個所に「17年4ヶ月」も居させられたもので(^^ゞ
スキルシートには、かなり細かく書かされます。
それはそうです。どこの馬の骨かもわからない中年のオッサンを採るわけですから。
採用側の本音を言えば、オッサンがしてきた仕事の歴史全部を把握したいところです。
にもかかわらず私は、不明な個所を”?”で提出していました。
出向を前提に!
「埋めてくれないと、(業務をアサインする上で)説明できないよ。」と言われてしまいました(^_^;)
そうなんです。本当にスキルシートを見たいのは、採用する会社以上に、会社からアサインされた顧客なのです。
私の認識は、根本から間違っていました。
「スキルシートなんて、面接で説明できればいい(;´▽`)」と、甘く考えていました。いやいや、”?”の時点で不誠実でしょう(゜Д゜)
「職業講習会」では、「採用する会社の向こう側」を見ることは教えてくれませんでしたからね。
スキルシートは要携行
まあこれは言うまでもありませんが、説明用のスキルシートは持っていきましょう。
私は何と、持っていかなかったのです!w(゜o゜)w
自宅にプリンタもノート(PC)もない人は、気をつけてください。
スキルシートは上からしゃべらされるので、どのことを書いたか覚えてないといけません。
何よりも、見ながらしゃべった方が、伝えようとする誠意がありますよね(^_^;)
2社目
A社を出ると、土砂降りの春雨(´Д`) 2社目にたどり着いたときには、すっかりずぶ濡れになっていました。
2社目は、真っ先にメールに返信のあったB社でした。返信者の名前は、募集要項に載っている社長からでした。
「ひょっとして、若い社長なのかな(´・ω・`)」
年下までとは言わなくても、同じ40代かもしれないと妄想しました。
エレベーターホールが吹きざらしでないだけでも、A社のビルよりだいぶマシでした。
でも、面接会場の5Fに着いたエレベーターの目の前に、会社の扉があったのは一緒でした(^_^;)
扉をノックすると、出迎えてくれたのは事務の女性。これだけでも立派な会社でしょう(゜∀゜)
社長とご対面!
出てきたのは、若さのかけらもない、60歳くらいのオジサンでしたw(゜o゜)w
B社は社員数が少ないので、採用人事は自分でやった方が間違いないのでしょう。
そういえば前の会社も、事務作業は何から何まで社長(推定70歳)が請け負っていましたね(;´▽`)
掴みは「世間話」
A社は最初から、私のスキルを探る核心を突いた質問でした。
B社は、履歴書の私の住所を見られて、世間話に発展しました。
社長は面接に慣れているのかもしれません。
正直社長を見たとき、絶句してしまった自分がいました。しかし、社長の質問に答えているうちに、社長のリアクションのよさに引き込まれていました(´▽`)
「ああ、ここでお世話になれるなら」
もう分別のつく年齢になっているわけですから。こういうインスピレーションが間違っていることは、少ないはずです。
見せられた月額
面接の最終課題として、10分で自己アピールのレポートを書かされました。
「おっとこの課題は、ブロガーとしてアドバンテージ!?(゜∀゜)」
手書きするのは久しぶりでした。思い浮かんできた文章をボールペンで、真っ白な上質紙に書きつけます。
書いた文字は基本、後戻りできません。また、順番を入れ替えることもできません。
キーボードで慣れてしまうと、手書きは不自由なイメージがあるでしょう。しかしやってみると、文字を書いているうちに、次の単語が浮かんでくることに気がつきます。
ひょっとしたら、キーボードであれこれ推敲するよりも、手書きで書き上げる方が速いかもしれません。
10分後、面接官の社長が戻ってきました。
社長は私の書いたレポートを裏返すと、6桁の数字を書き込んだのです。
「月額は、コレでいかがでしょうか?」
「えっ!?(゜Д゜) …こんなにもらったこと、ないですね(;´▽`)」
「22年間勤めてようやくたどり着いた直近の給料は、いったいなんだったのか」、と思わせる額面が提示されました。
レポートは多分、月額を書くためだけの紙だったのでしょう(^_^;)
すぐにSES現場があるわけではない!?
両社とも、感触の良い面接と相成りました( ^ω^)
だからと言って採用するにしても、すぐに私が行ける現場があるわけではないようです。
ハローワークの募集要項を見ると、すぐに働けるようなイメージを持たれるかもしれません。
その一因として、一社が複数の案件で募集をかけていることが挙げられます。
それでも人材不足?
私の経験から得られなかったのが「経営者目線」です。
「現場が無いのに募集する」という行為は、経営者目線での判断です。
「いつでも受注できるように、人材を確保しとかないと(;´・ω・`)」
そういう事情が見えたわけです。
すなわちIT経験者は、どんなに年齢を食っていても、スキルを活かせる仕事はあるようです。
この現実がわかれば、今の職場が嫌になったとき、いつでも安心してやめられますよね( ^ω^)
面接が好きな人はSES適正アリ!?
ブログ開設当初は、フリーランスになることをあおっていました。
当時は、行きたくない会社、やりたくない仕事、会いたくないメンバーを削除した自身の経験から、退職→フリーランスを紹介していました。
以降3ヶ月間、無収入で家にひきこもっていると、リスクが気になって仕方が無くなります。
外に出ると、気晴らしになります。ただし外出には出費がつきまとい、反面収入にはつながりません。
毎日外出する気にはなれない。だからと言って、引きこもり続けるのもストレスになる。中途ハンパなんですね。
中途ハンパな私にはどうも、会社員の方が向いているようです。まだ2社とは言え、面接が生きがいに感じます。
面接の適性がある人、苦にならな人は、とりあえずSESとして就職し、生活基盤を安定させることをおすすめします。フリーランスには、あとからでもなれますからね(;´▽`)
ITにこだわった結果ダメだったら、弁当屋でバイトすることにします。
まとめ
面接は、楽しいですね!ヽ(´▽`)/
まずは身支度、面接官が何を求めているのかを探るゲーム感、初々しさを演じている自分、”余所ん家”に上がり込む背徳感。
そんな私に付き合わされる面接官は、たまったものではないでしょう。
いや、私は本気で受かりたいと思ってますよ! 決して冷やかしではありません。
そんな精いっぱいの私を、どう評価するのか。あとは、貴社の器量にかかっています。
この際だから、不採用の最多記録でも作ろうかな( ^▽^)σ)~o~
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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