どうも。世界のうりだです。
これまで私は、FXの見せ金、外貨建て債券、新興国通貨と、投機的な資産を抱えてきました。
最後に残ったのが、20万円で購入した新興国通貨【ZAR】の普通預金です。
ご存知の通り、今日は「円高基調」であり、日本円に戻す機会を逸しています。
果たして、このまま塩漬けにしておいていいものかを考えていました。
熟慮した結果、ある程度まで戻したら損切りになっても、半分を日本円に戻すことにしました。
利息に目がくらんだ男の決断
新興国通貨【南アランド】(ZAR)に突っ込んだ20万円分の外貨預金を、未だに余儀なくされています。
外貨定期が満期を迎えてから、一年が経とうとしています。
なのにいまだに、そのまま塩漬けされています。
定期預金からの経緯
ZARの定期預金に乗り出した2018年は、米ドル(USD)すら115円近辺で推移しているほど、円安の時期でした。
ZARも例外ではなく、7.9円台だったと記憶しています。
ご記憶の方も多いと思いますが、2018年末に金融ショックが生じました。株価の下落とともに円高と相成ったわけです。
2019年10月に満期を迎え、かなりの利息を得ることができました。なんせ年利6%ですからね!w(゜o゜)w
しかし、先述した円高の影響が長続きし、想定よりも利益が出ていませんでした。
「まあ、そのうち円安に振れるだろう( ^ω^)」
利息<<<<<<<<円高
そんな楽観ムードに包まれる中、円高は勢いをつけて進んでいきます。
先般迎えたコロナショックでは、ついに6円を切りましたorz
あれから新興国通貨は、全体的にかなり戻しました。とはいえ、それでもZARの為替価格は「6.28円」(Bid)です(´Д`)
6%の利息で浮かれていたわけですが、円高に比べれば(´・ω・`)みたいなものでした。
8円で買って6円まで下がったとすると、25%OFFです!(゜Д゜)
こんな値下がりは、スーパーの20時台のお総菜コーナーだけにしてほしいものですorz
南アでも低金利政策!?
ただでさえ対円で下がったZARですが、さらに追い打ちをかけての経済政策がとられたようです。
日本をはじめ、世界中で行われている「低金利政策」です。
いうて預金なので、ZARには毎月利息が支払われてきました。(今日の日本円では、考えられない現象です…)
最初は3桁ZARの利息が毎月ついていましたが、現在は1桁にまで冷え込んでいます。
この政策により円高にはストップがかかったわけなので、仕方がないところがあります。
損切りの方針
1年間様子を見てきましたが、一向に回復の兆しすら見えません。
投資歴2年の私としては、罪悪感にさいなまれるようになりました。
このままZARのまま持っていても、仕方がありません。
定期ならまだしも、普通預金に”格下げ”してしまっては、ただ銀行に眠らせているだけです。
やはりここは断腸の思いで、損切りをする決意をいたしました。
実行時期・レート・数量
数量だけ増えた結果、26,800弱ZARを保有しています。
とりあえず、10月以降のZARの為替動向を見ていきます。
理想としては、「6.7円」まで上がったところで、15,000ZARを戻します。
計算上、100,500円になるようです。
本来であれば、残りも10万円程度になったはずですが、7万円弱となります(^_^;)
金融リテラシー
確かに損切りをしたら、一定額の損が確定してしまいます。
しかし、もう一年待っても、状況が何も変わらなかった場合、その一年を棒に振ることになるわけです。
投資の世界に踏み込んだことで、私の金融リテラシーは格段にが上がりました。
エゴでZARを塩漬けするより、そこにある10万円を活用した方が、世の中の役に立てることに気づきました。
向こう一年、この10万円を活用することで、確定した損なんて吹き飛ぶほどの有意義になることは自明です。
外貨預金の危険性
投資を始めるにあたり、新興国通貨は手を出しやすいですよね。
というのも、ネットバンクでは、トップページで外貨定期預金の販売をあおっています。
売りはなっといっても、先に挙げた「高金利」です。
FXをやってて対JPYのLで生じるスワップ金利なんか見ていると、ついつい触手が伸びてしまいます。
銭ゲバ気質
一気に儲けようという「銭ゲバ気質」は、投資には不要でした(;´▽`)
そもそも、外貨預金を投資とは言いませんよね。
解約した暁には、投信での分散投資にシフトさせます。
通貨と投信の違い
通貨は商品を買うためのツールでしかありません。保有しているだけでは、何の役にも立っていないのです。
対して投信なら、カテゴリに応じた投資先で、その力を発揮してくれます。
手軽に買えて、全世界に投資ができる投信の偉大さを、改めて実感することになるでしょう。
まとめ
“投資”を知った頃を思い返すと、自分がなんと浅ましかったのか。
今回の記事で、反省することができました。
投資でもっとも重要なことは【長期保有】です。
すぐに利益を得ようとすると、私のような「損切りライフ」を味わうことになってしまうかもしれません。
今回は、
- 新興国通貨の利息に目がくらんだ結果
- 上昇した金融リテラシーに照らした「損切り」
- 外貨預金の危険性
について、書いてみました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
コメント