どうも。世界のうりだです。
S&P500、日経平均、TOPIXでは、どうしても手の届かない中小型株が存在します。
今や世界のインフラ企業として、どんな指数にも組み込まれているGAFAも、もとは中小型株からスタートした企業です。
なので、中小型株のときから投資してしまうのはどうでしょうか?
中小型株から投資することで、それらの企業の成長が促進されます。結果、技術革新のスピードアップにつながるのです。
中小型株に投資できる2つのおすすめ商品
「恣意的要素の排除」が必要です。主要銘柄より、さらに未来予測が不透明ですから。
そういう意味では【インデックス投資できる商品】であることは絶対条件です。そう考えると、自ずと絞られてきます。
いずれもSBI証券での購入が可能です。
国内投資信託「SBI・EXE-iグローバル中小型株式ファンド」
まずは投信です。「SBI・EXE-iグローバル中小型株式ファンド」は、つみたてNISAの対象商品でもあります。
- 総資産額:約90億円
- 設定日:2013/05/13
- 信託報酬:0.327%程度
- 償還日:無期限
S&P500や日経平均といった、主要銘柄への投資に比べて、若干信託報酬が高くなります。
「米国6割(VB):米国以外4割(VSS)」で構成されています。いずれもバンガード社のETFに投資しています。
米国以外には日本企業が入っています。ETF内の日本株の構成比率14%と、組み入れ比率ではトップなのです。
日本の中小型株が、世界屈指で多いことを示しています。
一点気になるのは、総資産額の少なさ(100億円未満)です。総資産額の少なさは、繰上償還の可能性が上がる要因となってしまうからです。
日本株にこだわらない!
「中小型株 投資信託」でググると、ある日本株に特化した中小型株に投じる投信が、1件目にヒットします。当該商品は、おすすめできません!
おすすめできないもっとも大きない理由、それは「償還日設定」です。
償還日が「2026年」と設定されていて、資産形成するツールにはなりえません。当然、つみたてNISAでは買うことはできません。
日本の中小型株だと、東証2部、ジャスダック、マザーズで事足りてしまうわけです。
どうしても日本株に特化したいのであれば、ETFの方がいいでしょう。しかし、国内ETFの不人気を考えると、選択肢にはなりえないと考えています。
米国ETF「iシェアーズ・コア S&P 小型株 ETF」【IJR】
「世界のあらゆる国や地域、上場銘柄に投資したい」と考えた時、真っ先に思い浮かぶのが米国ETFでしょう。
「中小型株」なんて、”ニッチなカテゴリ”のように聞こえます。国内投信や国内ETFでは上記投信くらいのもので、他を見つけるのが困難です。
日本ではニッチなカテゴリでも、米国ETFの「中小型株」は、数種類あります。いずれもメジャーなETFです。
その中から今回は、老舗・ブラックロック社が運用する「iシェアーズ・コア S&P 小型株 ETF」(IJR)です。
- 総資産額:657億ドル超
- 設定日:2000/5/22
- 信託報酬:0.06%
- 償還日:無期限
IJRは「S&P SmallCap 600 インデックス」に投資しています。指数名が「600」となっていますが、実際は685銘柄を保有しています。(若干”得した感”を感じるのは、私だけでしょうか。)
米国にコミットしていることもあり、より「未来のGAFA」への期待が高まります( ^ω^)
スペックにおいても、総資産額(ドル単位のポイントですら前者投信をしのぐヒュージファンド)、設定日からの継続運用とも、申し分ありません。
何より見てください。この信託報酬の低さを!?w(゜o゜)w 投信では真似できない「販売会社分抜き」の0.06%です。
若干の難点は、米ドル精算になることです。購入手数料に加え、為替のスプレッドがかかってきます。
その点を加味すると、まとまった資産がある方は一度に購入することが理想です。
IJRについては以前、「ETFはこの7本を買いなさい」の書評でもご紹介しました。
ETFだと定期的に分配金がでるのも、ささやかな楽しみです( ^ω^)
分配金を”メリット”だとは、あまり言いたくありません。複利効果が薄れてしまうからです。
分散が効いている
IJRの特徴は、分散が効いていることです。インデックスのため、恣意的要素が配乗されています。
またリスク軽減や、もれなくキャッチアップする意味でも、分散は重要な要素です。
上位10銘柄の組み入れ比率は5%程度に過ぎず、米国モーニングスターカテゴリー「小型ブレンド」に属するファンドの上位10銘柄の組み入れ比率が22%であることから見ても、分散がきいた運用となっていることがわかります。
朝倉智也「ETFはこの7本を買いなさい」
どこまでいってもインデックス
「ファンドマネージャーが選んだおすすめ銘柄」をうたったアクティブではなく、あくまでインデックスです。
ファンドマネージャーの信頼を高めるためのアクティブなんて、無意味でしょう。的中率はかなり低いはずです。
ただでさえリスクの高い(価格の変動幅が大きい)カテゴリです。
分散することリスクを和らげるのは必須なのです。
「未来のGAFA」とともに
GAFAは、世界インフラの確固たる地位を占めています。彼らの存在を揺るがすことは、当分できないでしょう。
今でこそマンモス企業ですが、ベンチャーから出発しています。
ベンチャーだった草創期から投資できていれば、将来は彼らとともに莫大な利益を得ることができたのです。
上記の商品に投資することで、それがカンタンに実現できるのです。
「上場できた」という指標
中小型株には、そうしたベンチャーが多くあります。
草創の企業だと、何を指標に投じればいいのか、見えにくいはずです。
「上場できた企業」ということで、今後の成長に期待し投資できる指標になります。
まあそんな企業選別は、インデックスにまかせておけばいいわけですが(;´▽`)
伸びしろに期待
すでに勃興した企業に投じても、頭打ちの感が否めません。「伸びしろ」が乏しいのです。
日本では、「現在の流れに追随する」順張りこそが投資と思われています。日経平均が、前日の米国市場に左右されてしまうのが、その文化の所以です。
順張りはもちろん大事ですが、逆張りの資産も魅力的です。伸びしろが期待できるからです。
逆張りというと「マイナス」に投じるイメージがありますが、ここでは「まだ原点付近」という意味です。
逆張りの資産すなわち、まだ顕著な収益を上げていない企業銘柄を資産に入れておくことで、利益を享受できる可能性を広げることができます!(∩´∀`)∩
米国では、ちゃんと「逆張り込み」の文化が根付いていることがわかります。中小型株のインデックス投資も発達しているのが、その理由です。
コアではなくサテライト
ここまでつらつらと中小型株の良さを述べてきました。
だからと言って、中小型株をコアに据えるのはおすすめできません。
サテライトとして少額にとどめておき、リタイアした時のお小遣い程度に考えておきましょう。
まとめ
インデックス投資は、正直「つみたて設定」だけではつまらないものです。それでも、情報収集に余念がないのは、なぜでしょうか。
素敵な指数を知ると、どうしても興味が湧いて、ついには購入してしまいます。
中小型株への投資は、資産形成よりも社会貢献の意味合いの方が強いですね。
今回は、
- 中小型株に投じる2つの商品(つみたてNISA対象の投信、米国ETF)
- 未来のGAFAに投資しよう
について、書いてみました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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