どうも。世界のうりだです。
現在は、インデックス投資(投信)の優秀さばかりがクローズアップされています。
投信EXPOなんかに行くと、ふと「魅力的に見える投信」を目にすることになります。
その投信はだいたい、「アクティブファンド」です。
証券口座を開設したばかりの投資初心者の方は、「ちょっとくらい、買ってみようかな」と思うかもしれません。
その投信が、「良質なアクティブファンド」だったらいいのですが・・・
見分け方を知らないと、投資に最も重要な「時間」を無駄にすることになるかもしれません。
良質なアクティブファンドの見分け方
「今さらアクティブファンドなんて…」
ひょっとしたら、今後何かの縁で、特定のアクティブファンドに”心酔”することがあるかもしれません。
少なくとも「ハズレ」を買わされないようにする指針(根拠)としていただけると、幸いです。
コスト
アクティブファンドといったら、気になるのはどうしても「コスト」です。
おおむね「信託報酬」のことを指します。
アクティブファンドは、ファンド内銘柄の売買や、銘柄選定にコストがかかります。
いずれの作業量も、インデックス投信の比ではありません。
1.5%を超えてしまうファンドは、選定から除外しちゃいましょう。
分配金の頻度
これは明確です。
分配金の頻度は少ないファンドでなければなりません!最多でも「年1回」です。
うれしいだけの「毎月分配型」
日本人は”なぜか”「毎月分配型」が大好きのようです(゜Д゜)
「だって、毎月お金もらえた方が、うれしいじゃん!( ^▽^)σ)~o~」
うれしいのは「もらえる」というニュアンスですよね。
分配金における「もらえる」は、給料よりも「お小遣い」に近いはずです。
お小遣いは、給料から捻出しています。つまり、資産総額から取り崩しているわけです。
ルーピー鳩山さんがお母さんからもらっていた、毎月2000万円のお小遣いだって、例外ではありません。(ブリヂストン株の年利の範囲内というのも驚きですが)
当月の利益よりも多額の分配金を支給する場合は、確実に元本を取り崩しています。
おそらく口数が減ってるわけではないから、取り崩している感じがしないのかもしれません。感じがしないだけです。
未来の利益を見込む投信においては、それ以外の一時的に得られる現金(分配金)は不要なのです。
ファンドマネージャーの投資比率
上記は報告資料などに数字として表れています。
しかし、ここでいう「ファンドマネージャーの投資比率」は、報告義務がありません。
まあ測り様がありませんからね(^_^;)
モーニングスターの朝倉智也社長は、
「我々が(アクティブファンドの)評価の重要な軸として申し上げているのが、ファンドマネージャーがどれだけ自分のお金を組み入れているのか。」
と、おっしゃっています。
「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Dコース毎月決算型(為替ヘッジなし)予想分配金提示型」アライアンス・バーンスタイン
日本のアクティブファンドの名だたる創業者たちは、資産のほとんどを自身のファンドに預託しているようです。
さわかみ投信・澤上篤人会長
まずはレジェンド・さわかみ投信の澤上会長です。
「現金は20万もあれば十分!」とおっしゃっています。あとはさわかみ投信全振りです!w(゜o゜)w
「必要な時は取り崩せばいい」というのは、さわかみ投信の保有者にも訴えられています。
現金20万では、生活以外はできないですよね(^_^;)
つまり「必要な時に取り崩す」という指針は、会長ご自身も実行されているわけです。
ひふみ投信・藤野英人CEO
次は、投信の開設時に買っていたら、資産を4倍にできたひふみ投信の藤野CEOです。
2018年のモーニングスター主催の「投資EXPO」に、藤野CEOが出演されたときの話です。
「現預金は、100万円くらい」で、残りはひふみ投信と、レオス(ひふみ投信の運用会社)の株式に全振りしているとのことでした。
それだけの覚悟とともに、投信の運用に自信がある現れと言えるでしょう。
紹介した両氏の言動を察するに、ご自身のファンドに「97%超」の資産を預託していると思われます。
アクティブファンドのファンドマネージャーとして、両氏は文句なしの行動をとっていると言えますね( ^ω^)
インデックス投資は一時的な流行?!
みだりに払いだされる分配金はともかく、コストとリスク(特に下落)の高さで、アクティブファンドはすっかり”のけ者”にされている感が否めません。
バンガード社ができる前
「バフェットじゃあるまいし、ボキはどれが優秀な銘柄か、わかんないから…(´Д`)」
バンガード社のジョン・ボーグル氏が、上記のように思ったかは知りませんが(^^ゞ
ボーグル氏がインデックス投資(ETF)に思いいたるまでは、アクティブファンドしかありませんでした。
「全部買っちゃうとか、効率悪すぎじゃね?( ^▽^)σ)~o~」
「愚かなボーグル」と悪口されていたことからも、インデックス投資というのは、むしろ”無能の象徴”でした。
というのも、インデックス投資を始めるには、全銘柄を抑えるべく、多額の資金を集める必要があったからです。
平均以上の可能性
現在インデックス投資がもてはやされているのは、バンガード社がその優秀性を実証した余韻でしかないのかもしれません。
インデックス投資は、年単位でアクティブを上回る成果は出せても、一番にはならないわけですからね。
あるアクティブファンドのファンドマネージャーに心底共感できれば、その人の投資哲学に乗っかって、平均以上の成果が見込める可能性はあります。
もしダメでも投信ですし、そこまで大コケすることはないはずです。最悪でも繰上償還で、ある程度の資産は返ってきますよ(;´▽`)
まとめ
良質のアクティブファンドに出会うには、「縁みたいなもの」が必要かもしれません。あるいは、必要ないのかもしれません。
インデックス投信のメリットが際立っているため、アクティブファンドはマジョリティにはなりえないでしょう。
まだ知名度の低いアクティブファンドの中には、ひょっとしたら、大きく伸ばせる原石が隠れているかもしれません。
もしくは、あなたがそのアクティブファンドのファンドマネージャーになっちゃうとか!?(゜∀゜)
今回は、
・良質なアクティブファンドの見分け方
・インデックス投資は一時的な流行かもしれない
について、お伝えしました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
コメント