どうも。世界のうりだです。
いやはや。株式市場は、とりあえず下げ止まった感が出てきました。
米国株の戻りはバツグンですが、日本株はまだまだ様子をうかがっている感じです。
当ブログでは、この時期での「できる投資の開始」をあおってきました。
だからといって、個別株を始める場合は注意が必要です。
今回は、私が個別株に手を出した際に陥った”ワナ”をご紹介します。
「PER 15倍以下」で選んだ結果
私が読んだ株式投資初心者用の手引書では、
「『PER』が15倍以下であれば、割安といえます。」
と、書かれていました。
「確かに、やみ雲に探すよりは、こうした指針があった方がいいよな(;´▽`)」
私は手引書でうたっていたこの検索条件を設定して、早速検索してみました。
PERとは
では、PERとは一体何なのでしょうか?
PERは、時価総額÷純利益で求めることができます(1株あたりで考えると、株価が1株当たりの純利益の何倍まで買われているかを示すことになります)。上の図のようにPERが“10倍”であれば、純利益の10倍まで買われていることになり、投資した資金の回収までに“10年”かかると言う見方にもなります。
やさしい株のはじめかた
なるほど。
確かに、純利益がたんまりあるのに株価が安ければ、それだけお買い得感は高いと思えますね( ^ω^)
メジャーな企業は該当しない!?
メジャーな企業というのは、そこに投資家がこぞって株式が購入されます。
必然として、株価が高くなっていきます。
純利益の母数が大きくなっても、株の時価総額と比べると、圧倒的に時価総額の方が大きくなってしまいます。同時に、PERも膨れていきます。
それは、とても15倍などで収まるレベルではありません。
唯一知っていた企業
「本当にこの検索条件でいいのか?(´・ω・`)」
上記の通り、聞いたことのない企業名ばかりが羅列されていました。
「おっ、ここは知ってるぞ!(゜∀゜)」
ようやく見つけたのが、家電量販店Eでした。
PERは12倍台だったと思います。株価は1,230円くらいと、手の届くものでした。
2018年8月。私は手引書のいう条件に従い、初めて個別企業の株式を購入することになりました。
鳴かず飛ばず
買った当初は、若干の値上がりはありました。
しかし、期待するほどの値上がりが無く、2018年末の円高と株式相場の下落により、アッという間に1,000円を切ってしまいました。
あれだけ上げ渋っていた株価なのに、下がるときは直滑降というのですから。
個別株のリスクというのは、片一方にしか働かないと思った方がいいでしょうね(^_^;)
勉強代を受け入れて手じまい
さて当該銘柄ですが、昨年中に1,200円台手前まで戻してきたときに、手じまいしました。
当然「赤」が出たわけですが、この程度の”勉強代”で済めば御の字だと思います(;´▽`)
今、その銘柄を見ると、当然のように1,000円を切っています。
個別株投資はテクニックじゃない!
上記のように、何やらわからない数字を指針にしても、いいことはありません。
改めて、購入する銘柄の指針を考えてみましょう。
バフェットを見倣う?
ウォーレン・バフェット氏が、自身の購入する株式投資の鉄則があります。
「1円(米国だから1セントか)でも高い株は買わない!」と。
これは、氏が本気で企業価値を探った結果、株価まで割り出しちゃうという、
いわば「超人的な執念」と「先見の明」によってたどり着いた境地です。
常人には、とても真似できる業(わざ)ではありません。
検索条件は「応援したい企業」で!
そんな超人的なバフェット氏ですが、コカ・コーラは買えても、Amazonは買えなかったわけです。
その理由は、「好き嫌い」だったはずです。
以前ご紹介しましたが、個別株はやはり「自分が応援したい企業」の株を購入することをおすすめします。
かなり値を戻したとはいえ、いずれの企業も平時より、だいぶ安くなっています。
余裕資金のあるかたは、証券会社のサイトで一度検索してみてはいかがでしょうか?
まとめ
個別株投資は、最終的に安定的な利益を見込める「投資」というよりも、「出資」と割り切った方がいいと思います。
元本割れはあって当然、「0になってもしゃーない!」と思える企業を探してみましょう。
もし大幅に増えたとしても、それは偶然でしかありません。
心からその企業を応援していたこと自体が、尊い行為なのです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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