どうも。世界のうりだです。
投資初心者では「あるある」かもしれませんが、投資を始めてすぐだった私は、あるETFを購入しました。
それは「大和高配当40」というETFです。現状150口保有しています。
幸い、まだそれで損をしたわけではありません。
「なんとなく儲かりそうな名前の金融商品には、気を付けてほしい」
という警鐘を鳴らす内容です。
「高配当」という響きに釣られた?!
私が初めて、指値して購入したのが、
「ダイワ上場投信-TOPIX高配当40指数」(大和高配当40 1651)
という日本のETFでした。
どんなETF?
信託財産の1口当たりの純資産額の変動率を
ダイワ上場投信
「TOPIX高配当40指数」の変動率に一致させることを目的として、「TOPIX高配当40指数」に採用されている銘柄(採用予定を含みます。)の株式に投資します。
「TOPIX高配当40指数」では、その名の通り、高配当の40銘柄をピックアップしています。
その中から、上位4銘柄を見てみましょう。
銘柄(配当利回り):日本たばこ産業(7.61%)、キャノン(7.55%)、SUBARU(7.10%)、丸紅(6.99%)
参考:https://haitoukabu.com/kabu/topix40.html
なお当該ETFでは、出資率の高い順に、
トヨタ自動車(3.36%)、三菱UFJ(6.04%)、武田薬品(4.75%)、KDDI(3.65%)・・・
と、並んでいます。
高配当と言えそうな「6%を超えている」銘柄は、三菱UFJだけです。
つまり、上記の「高配当な銘柄」が抜きんでて投資されているわけではないことがわかります。
そして銘柄数が少ない分、リスクが高まっています。
これでは、TOPIXに投じている投信やETFでもよさそうな気がしませんか?(^_^;)
分配金は?
「きっと、インカムが多いはずだ!(゜∀゜)」
私は安易にそう考えたので、当該ETFにはかなり期待をしていました。
200口分の直近3回における、私が受領した分配金(税引き後)の推移です。
・2019年 9月:525円
・2019年12月:2,235円
・2020年 3月:321円
これだけ見ると、分配金自体は悪くはないと思います。
買いやすいETF
初心者でもETFに手を出したくなる理由は、「低い売買単位」だからです。
当該ETFは、1口1,000円台で10口から購入できます。
つまり、最低1万円もあれば買えてしまうのです!w(゜o゜)w
今買ったなら、なんとおつりまで戻ってくるという(;´▽`)
やれファストリだ、ソフバンだ、なんていう「個別株」を買うには、こんな少額を持って行っても前払いされてしまうだけですからね。
長期目線ではない?!
ETFはの”F”は「Fund」、投信のことです。
つまり、投信同様に長期目線で所持した結果、利益を享受するという商品のはずです。
当該ETFにおいては、商品名からして「短期での収益を見込んだ客」を狙っているのではないでしょうか?
そう考えると、やはり当該ETFはおすすめするべき商品ではないと、個人的には思っています。
日本のETFは微妙?
グラフを見てください。
ものの見事に、右肩下がりに推移していますよね。
投資を毛嫌いする文化
大手証券会社が売り出しても、どんなにコンセプトがよくても、需要者が少ないのが問題です。
日本人は投資に対し、どうしても斜に構える”文化”があります。
売り出し直後、値上がりを見込んだ機関投資家が買い切り、それを売り切った後は、もうおしまい(´Д`)
当該ETFも、そんな傾向が見て取れます。
日本のETFをどうしても買いたいなら…
強いて、買える日本のETFがあるとすれば、「TOPIX」や「日経平均」に投じている商品でしょうね。
ETFの魅力は、なんといっても安い信託報酬です。
上記の指数のように、日本株全部に投じるETFだけは、人気があります。
人気があるということは、流動性も確保されているということです。
ETFにこだわるなら「米国ETF」
ETFに投じるなら、米国ETF一択と言えるでしょう。
株式市場だけでなく、国民の大多数が投資ししている「投資先進国」たる米国では、
投信よりもETFの方がマジョリティを占めているほどです。
インデックスへの絶対的信頼
ETFの投資対象は、何かしらの指数です。
コンセプトに従って、”全部”に投じています。”全部”に投じるだけで、リスクヘッジできてしまいます。
「財産はバンガード社のETFに放り込んでおけばいい。」
インデックス投資のパイオニアであるバンガード社のETFは、そうした投資のを知っている米国民から、絶対の信頼を集めています。
尚、余すところなく取りそろえた米国ETFとはいえ、日本に特化したTOPIXや日経平均はありませんので、ご注意くださいm(_ _)m
まとめ
運用会社はよいETFを開発し、売り出しています。種類もたくさんあります。
しかしながら、日本のETFを買うことは、まだおすすめすることはありません(^_^;)
投資の文化が根付くまでは、日本であれば投信へのつみたて投資でいいと思います。
ちなみに、今回紹介した「大和高配当40」には21万円を預けたわけですが、果たして取り返せる日は来るのでしょうか(;´▽`)
今回は、
- 「高配当」という商品名に釣られた→分配金はいいが、長期投資には向かない
- ETFなら、流動性の高い米国ETFがおすすめ
について、書いてみました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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