どうも。世界のうりだです。
「ランチはワンコイン!」をモットーにしているサラリーパーソンのみなさん、ご苦労様です。
サラリーパーソン時代には、私も全く遠ざけていた「高額ランチ」を、無職の私がご紹介します。
上野の「東天紅 -LUCIS GARDEN-」に行ってきた!
上野駅を降りて、まず動物園の方に向かいます。
上野の山をおりて、蓮の咲き乱れる(今は全部枯れてますが)不忍池に向かいます。
不忍池の真ん中に向かう道。屋台を通り抜けて、弁天堂の右側にある渡り廊下を潜り抜けます。
ボート乗り場に突き当たって、左の道へ。
不忍池を抜けると、道の向こうに建物が見えます。
道を渡ってすぐ見える案内板が、2Fに上がるように促しています。
入って感じた「違和感」
中にいた人は、ほとんどがスーツ。関係者とおぼしき人が、せわしなくエントランスをうろついています。
和装の女性もいました。東天紅はパーティー会場、主に結婚式場で使われるようです。
悲壮感しか漂っていない私が、入っていい場所ではなかったかもしれません。
ランチにありつくためには、どうやら9Fに上がる必要があるようです。
エントランスですっかり気後れした私は、エレベーターに乗る気になれませんでした。
さらに奥に行くと、エスカレーターがありました。エスカレーターなら気楽です( ^ω^)
とりあえず3Fにきましたが、エスカレーターはここまで。
「仕方ない、ここから階段を使おう・・・」
エレベーターがあるにも係わらず、9Fまで階段で昇ろうとする、私の心中がいかばかりか。
デパートや量販店のように中の見える階段ではなく、非常階段のためでしかないようです。
4Fに着くと、非常扉の冷たい鉄のドアが出てきました。もちろん中は見えません。
非常階段に私一人。もう言い知れない寂しさに襲われました。
4Fを過ぎた私はこの寂しさに耐え兼ね、「やっぱり、やめよう」と、一度引き返しました。
昇る時とはうってかわり、バタバタと階段を駆け下りました。
「でもこんなところ、人生で何度も来れる場所じゃあないよな・・・」
結婚式なんて呼ばれてこなかったおかげで、人並みに支払われるであろうご祝儀分が、今の私の無職を耐えるだけの資金になっています。
非常階段で再度、一人奮起した私は、一気に9Fまで昇りました。
目の前にあったのはやはり、非常扉でした。開けて入ります。防炎のためでしょうか。小部屋にっていて、非常扉がもう一枚。
扉を開けると、ようやく中に入れました。そして非常扉の向こうにあったのは、定番の御不浄(化粧室。ラバトリー)。
御不浄をスルーするとすぐに、エレベーターホール兼コンシェルジュが現れました。
「いらっしゃいませ!」
女子コンシェルジュはクリアな声で、こんなみすぼらしい私を(表面上は)快く受け入れてくれました。
コンシェルジュとは逆側にあるエレベーターの前に、立ち見台(こんな日本語あるのか?)に据えられたメニューを発見。一目散に値段を確認しました。なるほど、緑青2枚か。
「ええい、ままよ!」
緑青が5枚あることを認識していた私はコンシェルジュを通り、「LUCIS GARDEN」に誘われました。
後から考えたのですが、コンシェルジュからすると、
「御不浄から突然見たことのない、みすぼらし男が湧いてきた!?」
という認識になったのではないかと、気に病んでいます。
なぜなら、コンシェルジュとエレベーターホールは長方形の空間で丸見えなので、ランチの客が「絶対にエレベーターで来る」というルールを逸脱して、私は現れたのですから。
不忍池とスカイツリー
窓際のテーブルに着くと、こういう景色が望めます( ^ω^)
圧巻だった「豆乳粥」?!
これが今回オーダーした「海の幸膳」です。
いやぁ、なんとも格調の高さ感じが、にじみ出ていますね。この眺望込みでは、緑青2枚でも仕方がありません。
こんなに“小盛り”のエビチリは、見たことありません。
なんと東天紅では、お膳を持ってきてくれるだけではなく、お料理の説明をしてくれるのです!?w(゜o゜)w
その説明をさっぱり覚えてない(どうでもいいと思っている)のは、私の民度の低さでしょうね。
これはさすがに初めてだと思います。いや、ペッパー〇イスとか、い〇なりステーキは食べ方を説明してくれるか。
さて、このお膳では「主食」を選ぶことができます。ご飯か豆乳粥か。
「・・・トーフガユ?(´・ω・`)」
緑青2枚を取られるのに、普通に白飯をかき込んでは割に合いません。
ここはブロガーの端くれとして、こんな「未知の選択肢」をスルーするわけにはいきませんので、「豆乳粥」を選択しました。
この豆乳粥が、美味い!!(゜∀゜)
純粋に豆乳の味しかしませんが、このおかゆと合わせて食べられる絶妙なバランスは、プロの技なのでしょう!
もし初めて「東天紅 -LUCIS GARDEN-」に来られるなら、主食は「豆乳粥」にすることをオススメします。
ちなみに主食は、おかわりができます。これもネタのために、おかわりしました。でも豆乳粥はかなりボリュームがあるので、一杯目ほどおいしくは感じませんでした(^^ゞ
締めのデザート
ロゴ入りのつまようじw
東天紅にふさわしいお客様
私が「豆乳粥」をパクついてると、隣のテーブルに、定年後のアドバイザー的なロマンスグレー二人が着席しました。
お飲み物は、瓶ビールをチョイス。ランチなら、瓶ビールを二人で分け合うくらいがちょうどいいでしょうね。
退職後の私は、外でランチをすると一人で一本空けてましたね(^^ゞ
ランチのボリュームに瓶ビールだと、正直満腹を通り越してしまう贅沢になってしまいます。今の私は金銭面での不安により、ランチビールは自粛です。
こちらからは瓶ビールの表のラベルが見えませんでしたが、裏の黄色がかったラベルから、ヱビスかアサヒのクラシックかと推測しました。
私のテーブルにも飲み物のメニューは置かれたましたが、オーダーの後に下げられてしまって、瓶ビールが何なのか確認できません。
彼らの話声が聞こえてきました。
「へえ、あの人東大なんだ。知らなかった…」
二人は、周りの社員とおぼしき出身大学について語り合ってました。
最近、YouTubeで東大出身の人ばかり(武田邦彦、髙橋洋一、松田学、飯田泰之、原英司・・・)を視聴してるので、東大”なんて”身近すぎて驚かなくなった小生には、ほほえましい光景でした。(当方、普通科高校卒。進学校カテゴリの学校だったので、高3の担任だったN村先生の株を下げたのは私です。)
東天紅は本来、こういう格式の高い人が来るお店です。ましてや無職の私なんて…
豆乳粥ですっかり満腹にした私は、意気揚々とテーブルを後にしました。
その帰り際、ロマンスグレーのテーブルに残った瓶ビールのラベルを見たら、サッポロ・黒ラベルでした。(私の見識の無さよ)
高級店でも、レギュラー仕様のビールしか出てこないようですね(^_^;) このお店で一番高いのはビールかもしれません。
支払額に注意!
ついに支払いです。先ほどの「ふって湧いたみすぼらしい男」が、再びコンシェルジュに戻ってきたのです。
緑青2枚と10%のはずです。しかし、出てきた数字は「2,420円」でした。
「え? メニューに2,000円て書いてましたけど。」
階段を戻りかけた気の弱い私ですが、生活がかかってますので、ここは譲れないところです!
「はい。10%の『サービス料』がかかります。」(キリッ)
なるほど。そういえば、お料理の内容を説明してくれたりしてましたね。
サービス料で目の色を変える人は、やはりこの店にはふさわしくなかったのです。
みなさんはこういう赤っ恥をかかないよう、くれぐれも注意してください。
支払いを済ませると、昇りでは押せなかったエレベーターのボタンを悠々と押すことができました。
まとめ
値段にしても雰囲気にしても、しょっちゅう行くようなところではないですね。階段がきついですし。
次に行くのは20年後、自身の還暦祝いを見込んでいます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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