どうも。世界のうりだです。
日本の報道では、国内では温暖化対策が急務のように喧伝されています。
果たして正しいのでしょうか?
○「化石賞」を受賞した日本
地球温暖化の最大の原因は、「CO2(二酸化炭素)の排出」というのが常識のようです。
最近ではCO2削減を「温暖化対策」というオブラートに包んでいるようですね。
先日、温暖化対策に消極的な国というレッテルで、日本が「化石賞」なるものを”受賞”しました。
スペインで開かれている「COP25」の会場では、国際NGOが、温暖化対策に消極的な国に贈る「化石賞」に日本を選びました。(中略)
NHK「WEB NEWS」
このうち日本について担当者は、国連のグテーレス事務総長が、COPの開幕にあたって温暖化対策の強化と石炭火力発電の利用をやめるよう各国に求めた翌日に、梶山経済産業大臣が「石炭火力発電など化石燃料の発電所は選択肢として残していきたい」と述べたことを理由にあげています。
“受賞”に際し、大臣が至極まっとうなコメントをしているのは救いでしょう。
それにしてもなぜか、米国も中国もやり玉に挙がっていません。
「温暖化の二大巨匠」と思える2国が入らない、この賞の理念とは?
○「環境少女」を鵜呑みにする?
国連の演説に、突如現れたグレタ・トゥーンベリ氏(スウェーデン)。
世界はグレタ氏を「環境少女」として祀り上げました。
見た目の通り、グレタ氏は未成年で高校生だそうです。
演説に際して、その日は学校をお休みしているそうです。
演説の日だけだったらですが、何日も休んでいます。なぜでしょう?
英国のプリマスから米国のニューヨークまで、ソーラーパネルと水中タービンを備えた60フィートのレーシングヨットで航海して大西洋を渡った。(中略)
Wikipedia
航海は2019年8月14日から28日まで15日間続いた。
あらら。もはや冒険にあこがれたイタい放蕩少女ですな(汗)
旅程の豪華さにも、注目せざるを得ません。
飛行機はCO2を大量に排出するから、ヨットで行かざるを得ないという理屈に基づいた行動だったそうです。彼女なりのこの訴えによって、飛行機が1便でも減るならわかりますが、当然便数は変わらないのです。
保守系界隈では今年、「世田谷自然左翼」という言葉が流行ったようです。
グレタ氏のようなお金持ち、日本で言うと世田谷区に居を構えているような人が、環境だとか人権だとかを声高に叫んでいることを揶揄しています。
環境も人権も、彼らの生活にとってはどうでもいいのです。もはやお金持ちに許された「高尚な趣味」といったところです。
グレタ氏のようなお金持ちこそ、CO2の排出の恩恵をふんだんに受けています。
お金持ちほど、身の回りにモノがあふれています。すべてCO2排出の賜物なのです。
さて、現在もっともCO2を排出している国は、中国です。
グレタ氏は米国の大統領をにらみつけることはしても、中国に対しては全く言及していません。
グレタ氏は中国という国を知らないのでしょうか?そんなわけはないでしょう。
この事実は、いったい何を物語っているのでしょうか。
○CO2削減をくさす「武田邦彦」先生
グレタ氏に対しては、疑義を唱える意見が非常に多いです。
未成年を使ったプロパガンダでしかないのですから、当然です。
ただグレタ氏を批判する人でも、CO2削減自体にはそれほど言及していません。
ただ一人。中京大学教授の武田邦彦先生だけは、CO2削減に対して一貫してノーを唱えています。
武田先生がCO2削減に反対している理由としては、
1.地球は来たるべき寒冷に備え、CO2は出し続けなければならない。
2.食糧確保のために、CO2は不可欠。
の2点です。
1.については、全く知りませんでした。
2.については、「食べ物は炭素でできている」という認識は、焼き肉屋に行けばよく分かると思います。焼き過ぎた肉や野菜は、みんな黒焦げの「炭」になるのですから。
武田先生はもとから科学者であり、各種学会の研究論文に目を通されています。
こうして具体的にCO2の必要性も提示してくれていますので、説得力が違いますね。
○まとめ
ポッと出てきた「環境少女」よりも、武田先生の論説の方が信じるに足ると、個人的には思っています。
どちらの言説(まあグレタ氏についてはイメージ操作でしかありませんが)が正しいのかは、歴史が証明すると言わざるを得ません。
「武田先生の説を信じよう!」とした場合、我々の生活は何も変わらないでしょう。
「グレタ氏を見習おう!」と言った場合、海外にヨットで移動できる人がどれだけいるのでしょうか?
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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