どうも。世界のうりだです。
24年から始まる新NISAまで、あと3ヶ月を切りました。
新NISAを意識したテレビのコーナーやCMが、いよいよヒートアップしてきたように見えます。
そこで勧めている金融商品は、本当に購入するべきものでしょうか?
新NISA開始に先駆けて登場したのが、「アクティブETF」でした。
アクティブETFをメインに資産形成するのは、あまりおすすめできません。
アクティブETFをメインに資産形成を目指す場合に知っておきたいこと
国内で購入できるETFは、従来インデックスに投資するものだけでした。
今までそれでよかったし、これから先もそのままでよかったはず。
これからわざわざアクティブETFに切り替えていく必要はあるのでしょうか?
過去の実績がない
インデックス投資を推奨する上で、もっとも重視されている理由。それは、【過去の実績】です。
ETFや投信を使ったインデックス投資なら、直近20年の長期運用だとマイナスにならなかったという実績があります。
一方のアクティブETFは、23年から公募が認められたので、実績がありません。
投資商品とお味噌は、古いものの方がいいという格言があります。
万が一インデックスよりも実績が出るアクティブETFが出たとしても、購入するのは今から5年後くらいにしておくことをおすすめします。
テレビでやってたらか安心?!
ETFの運用会社から委託を受けたテレビは、アクティブETFの理論立てて購入心を煽る説明をしてきます。
投資クラスタの必聴の番組「モーニングサテライト」では、早速アクティブETFを取り上げていました。
「テレビでやってるんだから、そんなに悪いものじゃないんじゃない?(゜Д゜)」
いやいや。90年代初頭、極左活動支援放送局のTBSでは、オウム真理教を「悪いものじゃない」キャンペーンを張ってきた過去があります。
その中心的番組のMCが、立憲民主党・杉尾秀哉参院議員だったわけです。
「テレビでやるのはただの宣伝であり、4割が購入者が不利益を被る商品」と、疑いの目を向ける必要があります。
資産形成に「勝他(しょうた)の念」は不要!
アクティブETFをメインに資産形成を目指す理由は、
インデックス投資程度の”しょぼい”結果を超えたいからです。
「他人よりも儲けたい」という欲から来るこの感情から、目を背けてはいけません。アクティブETFを選んだあなたは、強欲なのです。
さらに言えば、投資に勤しむ他者との比較もあります。修羅の命から来る「勝他(しょうた)の念」が、あなたをアクティブETFの購入に突き動かしたのです。
もうこんなことを言われた時点で、アクティブETFメインを断念されたあなたを、私は尊敬します!(`・ω・´)σ
新NISAで確実に儲かるのは業者だけ!
新NISAは、掛け金の上限引き上げや、利益分に対する無期限の非課税と、受益者(金融商品を購入する人)のメリットが倍増する制度です。
新NISAを使った長期投資なら利益が出しやすいとはいえ、利益確定したいタイミングは、十人十色なので、保証はできません。
そんな新NISAで、確実に利益を出すと言える人がいます。それは、ETFを販売する業者です。
業者はアクティブ商品を買ってほしい!
何より、アクティブETFはインデックスのそれに比べて、コストが倍以上高いです。
「インデックスより儲かる可能性があるのは、アクティブです!」
確かに言っていることは正しい。しかし、儲かる可能性があれば、損する可能性もあります。
バンガード社を創設したジョン・ボーグル氏により、インデックスファンドが設定されると、そのファンドよりいいパフォーマンスを出せるアクティブファンドは、ほとんど出てきませんでした。
単年で上回ることがあっても、運用年数が増えるほど、勝ち越すアクティブファンドが減っていくことは、歴史が証明してきました。
割高なコストを支払い続けてまで、インデックスを上回るかもしれないわずかな可能性にかけて、上場したてのアクティブETFを購入する価値は、私は無いと思います。
機を見て売買する”神業”
アクティブ運用において、「売買」は不可欠です。
アクティブ運用は、個別の企業を見て投資をしています。選別した企業が未来永劫にわたり好調を維持するなんて、ファンドマネージャは微塵も思っていません。
いつかは機を見て、その銘柄を売却する必要があります。
売却が遅かったり、あるいは購入が遅くて高値掴みし、そこから暴落なんていうことも想定されます。
その機会を高確率で当てる”神業”を頼りたいなら、ウォーレン・バフェット氏が率いる「バークシャ・ハサウェイ」(BRK)を買うべきで、国内ETFではありません。
一方、インデックス運用は「全部保有」です。
日々の売買金額と企業の規模に応じて、機械的に保有比率をいじるだけです。
インデックス(指数)の基準を割り込んだら売却し、新たに基準を満たす銘柄がピックアップされます。
機械的に指数の基準に任せた方が、よほど高い確率で資産が増えていく気がしないでしょうか。
まとめ
24年に入ったら、今以上に「アクティブETF」が連呼されていることでしょう。
アクティブETFが新しいというだけで、投資初心者を誘惑する商品だと知っててください。
今回は、
- 新NISAでアクティブETFをメインに資産形成は可能?→様子見が必要。最短でも5年以降から。
- 新NISAで確実に儲かるのは業者だけ→アクティブETFで儲かるには、ファンドマネージャの”神業”が必要。コストが低いインデックス投資がベター。
について、書いてみました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
コメント