経験談

【ネタバレ】シン・仮面ライダー|忘れていたものを取り返しに

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経験談

どうも。世界のうりだです。

庵野秀明シリーズの最新作、「シン・仮面ライダー」を見てきました!

始めに断っておきますが、私は仮面ライダーには、何の思い入れもありません。

それだけに、何の期待もありませんでしたが、忘れていたヒーローの熱い思いを感じることができました。

岡田斗司夫氏の酷評を見ると、なんか見に行かなくてもいいような気になりました(´Д`)

その誘惑を振り切って見に行った、私の感想(ネタバレ含む)を書いてみました。

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注目したポイント

(引用)『シン・仮面ライダー』プロモーション映像 A

シン仮面ライダーを見るにあたって、私が注目したポイントを、時系列に沿ってご紹介します。

1.SHOCKERで”あいうえお作文”

今作では、ライダーの敵となる組織「ショッカー」が、「S.H.O.C.K.E.R.」と表記されています。

これは、各アルファベットは、正式名称の頭文字であることを示しています。

庵野氏はなんと、SHOCKERの7文字で”あいうえお作文”を作ってしまったのです!?(゜Д゜)

正式名称を私が覚えているはずありませんが、「SDGsを目指そう」的なことを言っていたような気がします。

いやはや。

庵野氏は今作で、今の狂った世相を皮肉ったわけです(;´▽`)

SDGs、サステナブル、多様性、環境保全。

NHKを始めとしたオールドメディアがこぞって取り上げている現在の流れは、実は忌むべき思想だったんだ、と。

「究極のSDGs」を実現するため、人間を力で支配するべく、様々なオーグ(怪人)を生み出し続けるショッカー。

その思想が間違いだったことに気づいて、ショッカーを抜け出すことを画策した緑川親子。

「ショッカーと戦うためには、こちらにも力(優秀なオーグ)が必要だ!」

そこで抜擢されたのが、バッタオーグの力を持った本郷猛でした。

2.ライダーキックは最強!

戦闘シーンは、非常にチープでした。もはや「間抜け」と言われても仕方がないレベル。

ですが、ライダージャンプ(白井健三ばりのひねり回数)のコマ割を見るたびに、私と同じく気分が高揚していくなら、最後まで見られるでしょう。

双方が受けたダメージは全く感じられません。最後にライダーキックが出て終了です。

まるで歌舞伎のような展開ですね( ^ω^)

オーグの個体数が、一見無駄に多く感じられるでしょうが、各オーグを倒していくことで、仮面ライダーの設定(ステータスを)を構築していきます。

3.るり子の遺言

今作で一番の見どころは、「るり子の遺言シーン」です。

冷徹を貫いてきた緑川るり子が、人生最後に見せた、本郷猛へのメッセージビデオ。

小学生並みの作文読みにも拘わらず、るり子が初めて見せる人間味にあふれています。

ベタなお約束(ここでは、死者の回想シーン)が大好きな私には、たまりませんでしたね。

そのビデオを海辺で一人鑑賞し、ただ涙する本郷猛のシーンが「追い涙」を誘います。

4.ラスボスが負けた理由は不明

「ラスボス(森山未來)は強い」ということを、二人がかり(終盤、一文字隼人が合流)で持て余すことで示しています。

最強だったはずのライダーキック、それを二人そろって繰り出されましたが、ノーダメージorz

挙句、ボスのラッシュで血反吐を吐くライダー二人。もはや二人に、為す術がなさそうです。

なのに、ボスのプロテクトを、一文字の”頭突き”によって解くことに成功。気づいたら形勢逆転するのです!?w(゜o゜)w

毛利元就「三本の矢」の教訓よろしく、一人の最強ボスより、二人の(ボスに比べて)非力なライダーが勝った、ということで大人は納得できるかもしれません(^_^;)

「俺と一緒に、仲間が戦ってくれている!」「だから、俺だけあきらめちゃダメだ!」

ヒーローものやジャンプ系漫画とはすっかり距離を取ってしまった私は、そんな熱い思いをすっかり忘れてしまっていました。

庵野氏が仮面ライダーに託した、理想のヒーロー像。それは、かつてどんな少年も持っていたはずです。

そんな少年の心が、私にもまだ残っていることを、この作品で再確認できました。

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総評

仲間のすばらしさに気づかされました。最終的に本郷猛、一文字隼人、緑川るり子の3人のチームができました。(「政府の役人2人が抜けてるだろう!」という心が汚れている方は、今作を酷評することになるかも)

期間限定とはいえ、職場で組まされている今のチームが、私を入れて3名であることとダブりました。

本郷猛のように、一文字を信じて全力を出し切って、喜んで消滅することが、俺にはできるのだろうか?!

ラスボスと対峙する(契約満了)までのかけがえのない時間が、確実に減っていくことがよぎり、号泣してしまいました(;´▽`)

尚、私が実際に置かれている職場状況を知りたい方は、拙著「しあわせな社内ニート」の最終章をKindleでお読みください。

派遣になった私がどれだけ”しあわせ”なのか、仮面ライダーで号泣できるチームワークの工程を読み取ってくれれば幸いです。

クレジットも必見!

号泣のまま暗闇の中で浸っていたくて、クレジットになっても立つことができませんでした。

クレジットで俳優名がずらりと出てきますが、オーグのメイクで気づかなかった俳優名に驚かされましたw(゜o゜)w

クレジットが制作者名に切り替わるところで、藤浩一版の正式な「仮面ライダー」の主題歌に切り替わることで、

見たばかりの映像と想いが脳裏に舞い戻ってきて、また号泣。

・・・「斎藤工、要る?!」という批評は、文字数の都合で割愛させていただきましたm(__)m

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