どうも。世界のうりだです。
「米国資産のパフォーマンスがいいのはわかるけど、分散もしたいな(´・ω・`)」
金融市場は米国を中心に回っており、これからもしばらくは続くとみるべきでしょう。
だからと言って、S&P500等の株式一辺倒でいいと割り切れるかどうかは、人それぞれでしょう。
「米国一色に集中投資したいが、株式だけでは不安」という人は、ぜひお読みください。
つみたてNISAでの購入が可能で、分散と集中のいいとこどりをした商品がありました!(゜∀゜)
つみたてNISAで「米国一色」でも【分散】できる投信
今回ご紹介するのは、「NZAM・ベータ 米国2資産(株式+REIT)」(農林中金)です!
つみたてNISAでは、株式を含まない投信を購入することができません。
では、当該投信がどのような米国資産に投資しているのか、見ていきましょう!
0.投信の基本情報
- 純資産額:174百万円
- 設定日:2020年2月13
- 信託報酬率:0.407%
- 信託財産留保額:なし
設定日から2年しかたっていないため、純資産額の少なさが気になります。
信託報酬率も、株式オンリーの投信に比べると高いように見えます。
現在見えている”悪条件”だけで、当該投信を購入しないというのは、以下に示す投資先やコンセプトを知った上で判断してください。
1.S&P500
まずは、資産形成の原動力になる「株式カテゴリ」です。
当該投信が採用するのは、【S&P500】です!
世界をけん引する米国企業のトップ500社に投資します。
S&P500に投資するだけでも、資産形成は盤石とする見方が多いところです。
2.S&P 米国REIT
分散する上で、株式とは違った値動きをするカテゴリとして、REITがあります。
S&Pと言えば株式ばかりかと思いきや、REITもやってたんですね!?(゜Д゜)
2021年の市場動向において、最もパフォーマンスがよかったのがカテゴリは先進国REITでした。(2020年に一番下げていた、というのはナイショです)
先進国REITの大半が、米国REITで構成されています。
米国REITに決まった割合で投資したい人は、当該投信の購入は必須と言えます。
米国2資産の買い方
当該投信1商品で資産形成するのは、おすすめしません。「併用するための投信」といってもいいでしょう。
というのも、「資産の半分もREITで持つ」というのは、市場動向を考えると好ましくはありません。
当該投信とは別に、「米国株カテゴリ」の投信を購入しましょう!
「米国2資産」と一緒に買いたい投信
資産形成のメインになるカテゴリは、株式です。
米国2資産の半分を構成している「S&P500」の投信を購入しましょう!
1.eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
- 純資産額:1,144,770百万円
- 設定日:2018年7月03日
- 信託報酬率:0.0968%以内
- 信託財産留保額:なし
国内でS&P500に投資する場合、当該投信にしておけば間違いないでしょう!
その人気も圧倒的で、全投信中の売上ベスト3に入っています!w(゜o゜)w
純資産額の多さ(1兆円超!?)もさることながら、信託報酬率の安さです!
100万円の運用が年間1000円で済んでしまう一方、投信自体の運用益で年率平均5%(見込み)で複利運用できてしまうのです!
当該投信だけで資産運用を勧める人が多いのも、うなづけます。
2.農林中金-NZAM・ベータ S&P500
- 純資産額:162百万円
- 設定日:2020年2月13日
- 信託報酬率:0.264%
- 信託財産留保額:なし
中には「ブランドも一致させたい!」と考える方もいらっしゃるかもしれません。
米国2資産のコンセプトに則れば、当該投信を選ぶのが筋かもしれません。
ネット証券のいいところは、ブランドなど気にせず、好きに商品を選べるところです。これが、農林中金での直販だった場合は、当該投信を選ばされてしまいます。
中身が一緒であることを考えると、コストと純資産額が大きいSlimを選ぶべきなのは自明です。
当該投信は、同ブランドで揃えようとした場合の参考までに記しました。
REITの割合を薄める
当該投信を購入するにあたっては、あなたのポートフォリオで、REITの割合を薄める必要があります。
REITのメイン収益は家賃です。安定性はありますが、株式でおきる”10バガー”のような価格上昇を期待できません。
なので、純粋なS&P500の投信と米国2資産を「4:1」、REITを10~20%の範囲とするのが望ましいと考えています。
つみたてNISAで、ほぼ満額の月3万円つみたてした場合、上記比率に則ると、Slim S&P500を2.4万円、米国2資産に6千円になります。
これで月3千円分を、米国REITに投資していることになります。
まとめ
つみたてNISAのインデックス投資部門は、SlimとSBIが2強すぎる中、農林中金のアイデアで勝負していく姿勢は立派です!
純資産額の少なささえ解消されれば、注目されるはずなのですが…
つみたてNISAは、制度的に株式に偏向してしまいます。つみたてNISAで資産分散させるのは、かなり困難です。
リスクと分散の両方を兼ね備えた当該投信は、将来的に需要が増えてくるのではないか(REITの値動きにかかっている)と、個人的には思っています。
今回は、
- 米国一色でも分散できる投信→農林中金-NZAM・ベータ 米国2資産(株式+REIT)
- 米国2資産の買い方→米国2資産単独ではなく、S&P500のみの投信と「1:4」程度の比率で組み合わせよう!
について、書いてみました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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