できる投資

インデックス投資が目指す「分散」をもっとも体現しているのが、全世界株式カテゴリのインデックス(指数)です。カテゴリを代表する指数として「MSCI ACWI」です。【全世界】という言葉に、ひょっとして壮大な幻想を抱かれているかもしれません。株式における全世界は、意外と限定的なのです。

2022年から、高校の家庭科の授業で「投資信託」が取り上げられることになります。税収を上げたいだけのZの野望は、ついに教育にまで触手を伸ばしたのです。そういう本質的なところ(?)を残念がるより、お金の使い方の「最後のピース」が埋められることを喜びましょう。私も受けておきたかった…

「バランスファンドを買うべきではない！」という、名だたる投信クラスタの予言が、見事に的中した年とも言えるでしょう。バ・ファンドでは、その含み益は半分以下だったわけですから。せっかくの含み益をリバランスで利確したくても、つみたてNISAでしたい場合は、バ・ファンドでしかできないのです。

今日の株価の値上がりは、他の資産なんていらないんじゃないか、と思わせる勢いです。自分の資産を築く上では、確かに株式一本でいいのかもしれません。上昇する勢いは、いつかくる下落でも発揮されます。株式の下落に耐えられないと考えるなら、バランスファンドへの投資をおすすめします。

月給手取り20万円として、毎月残る額を把握されていますでしょうか? そのまま銀行に預けておくだけでは、将来の自分に申し訳ありません。2万円程度残るなら、そのうち1万円だけを投資に回しましょう! iDeCo口座で投資することで、さらに税制優遇まで受けられます。

「全世界投資」では、横（地域）をカバーできても縦（企業規模）でカバーできないのが歯がゆくありませんか? 主要なインデックスだけでは、なかなか難しいです。それでも、インデックス投資の範疇を出ないで投資できる【良質な投信やETF】が存在します!