どうも。余剰人員コンサル兼IT派遣のうりだです。
私はIT業界で20年以上、余剰人員として”活躍”してきました。余剰人員は「社内ニート」とも言われます。
「余剰人員なんて、何もしないんだからラクでいいじゃん!?」と言われていますが、実際にその立場に立たされると、次第にツラいと感じるようになるでしょう。
私は現在の派遣先でも、(ほぼ)余剰人員として重宝されています。そんな私の存在を、お客様は大変満足して受け入れてくれています。
そんな社内ニートだった私が、読むべき1冊の電子書籍をご紹介します!
余剰人員の発生は、なにもIT業界に限った話ではありません。生物が共同体を形成する上で、余剰人員→一時的に何もしていない個体は必要だとわかっています。
また、IT業界の特性を知ることで、今は余剰人員に甘んじていることが意味のあることだと分かります。
自分を責めずに、この記事を読んで余剰人員の役割を乗り切りましょう!
IT業界で社内ニートが読むべき1冊の書籍
「自分は意味のない人員ではないか」と、悩まれていませんか?
ある程度スキルが付いたはずなのに、この立場に納得いかず、最悪うつを患うかもしれません。
ただ、それは”独りよがり”の自虐に過ぎず、雇用者目線からして十分に役立っているのです。
人員確保
IT業界における最大の共通課題は、【人員確保】です!
顧客からの依頼が発生した時、すぐに対応できる人員、フットワークの軽さを示すことが必要です。
人員のスキルは二の次です。面接だけでスキルを見抜くことなんて、不可能ですからね(;´▽`)
人気のSIerは、暫定的でも「担当者は○○です!」と言える誠意を示せることが条件なのです。
大手SIerは、常にそんな人員を求めています。その人員を「余剰人員」として囲っている、という自覚は、企業側にはありません。
会社の指示に従う>>>>>>>プログラミングスキル
確かに、IT業界にいるためには、プログラミングスキルは必要です。
プログラムを理解することで、システムの理解がより円滑になります。最終的にシステムを理解できれば、プログラミングスキルは後からつけることも可能です。
高度なプログラミングスキルが必要なのは、フリーランスでの話です。
正社員や派遣と、会社ありきの働き方であれば、雇用者から重視されるのはスキルの前に「会社の指示に従える」ことです。
「暇かもしれないが、チミは必要だから」という状況が、IT業界では当たり前です。
重要なことは、雇用されることです。
雇用されたあと、その期間をどれだけ伸ばせるかは、たぶん余剰人員として腐らないことだと思っています。
ラクになる働き方
とはいえ、時間だけ拘束されて、何もやることがないのはツラいでしょう。
そこで【発想の転換】が必要です。「何もやることがない」のは、「現状雇用者から与えられた作業が無い」だけなのです。
ラクになるために、自分でやることを作ってしまいましょう!一例を挙げてみます。
余剰人員でお悩みの方は、朝一の作業を決めてみましょう。「ファイルを開く」ことです。
IT関連の業務であれば、何かしらのプロジェクトにかかわっているはずです。そして、少なからずドキュメントファイルが存在します。
それらの資料内容を、どこまで掘り下げられるか、どこまで自分が理解できているのかを確認していきしょう。
自分なりにその答えにたどり着けるまでは、ファイルを開く作業は続けてください。
その作業を繰り返すうちに、仕事を振られるかもしれません。
作業の翌日、果たしてそのファイルを開くことを続けられるでしょうか? 開けない理由が「時間が無くなったため」であれば、何もしない悩みは解決したはずです。
メッセージやメールの確認を朝一作業と位置付けるのは、おすすめしません。というのも、それらは他者の送付があって初めて成立するからです。
余剰人員だと、送付されてくるメッセージ、メールは極めて少なく、よりつらくなってしまいます。
より「ラクになれる働き方」を知るには
「ラクになる働き方」については、拙著「IT業界でラクになれる働き方」に、より多くの方法まとめました。興味のある方は、リンクをクリックしてぜひご一読ください( ^ω^)
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FIREよりも確実に収入を得られるお仕事を!
確実に収入を得られたら、今の人生の楽しみを切り詰めてFIREを目指す必要はありません。
人生は何事もバランスが大事です。
分不相応にFIREを目指す生き方は、個人的にムリがあると考えています。
IT業界にいることで、お金と一緒にスキルも身に付けることをおすすめします。
FIREを目指す方へ
巷では「FIRE」という言葉がはやっています。
なぜFIREを目指すかと言えば、「やりたくない仕事をしたくない」という理由からではないでしょうか?
さらに「やりたくない仕事」を分析すると、「きつい、きたない、危険」の(今や死語かもしれませんが)3K労働とか、ブラック企業就労があたると思います。
では、IT業界では、上記の労働形態があてはまるでしょうか。
私が見る限り、SIerの正社員は確かにきつい状況があるようです。
「あるようです」というのも、私はSIerの正社員をしたことがなく(高卒なんて、入れてくれる会社はないでしょう)、端から見ていた感想にすぎないからです。
そして、その状況は非常に幸福だったと確信しています!ヽ(´▽`)/
IT業界とのかかわり方
これからのIT業界とのかわり方としては、派遣就労をおすすめします。
大手SIerの正社員として出世し、地位を築くことに意味を感じられるでしょうか?
もし実現できたとしたら、いくら下りたくなっても、簡単には下りられません。ひょっとしたら彼らこそ、FIREにあこがれているかもしれません。
派遣というと、「低賃金」や「将来の保証がない」と、デメリットを考えるかもしれません。
しかし現在は、PMOのような誰でもなれる高時給案件もあります。
原則3ヶ月ごとの契約更新のため、継続と離脱は常に自分に権利があります。選択肢としてはかなり有力と考えています。そして、その考えを私は実践しています。
まとめ
スキルも情熱も無いのであれば、収入源としてIT業界はかなりおすすめです。それを一時的に干されたと勘違いして辞めてしまうのは、もったいないです。
IT業界になじめれば、FIREを血眼になって追う必要は無いと思っています。
これからも、余剰人員を高時給案件を全うし、シコシコとiDeCoとつみたてNISAで”ショボい資産形成”を続けていく所存です。
今回は、
- IT業界で社内ニートとして持て余しているあなたへ→雇用者にとって人員確保は必要。その役割は果たせている。
- 「IT業界でラクになれる働き方」を読んで、モチベーションアップ!
- IT業界の処し方を知り、FIREより収入が確実な仕事を続けよう!
について、書いてみました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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