どうも。世界のうりだです。
他人の考えを聞くのって、非常に大切なことです。自分の価値観だけでは、新しい世界へ脱出できません。
エピソードが豊富であればあるほど、自分の価値観にひっかかる「フック」も多くなります。
私が退職に踏み切ったきっかけになったホリエモンについて、書いてみました。
○21世紀に現れたダークナイト
2000年代が始まった頃、突如として名乗りを挙げたのが、ホリエモンこと堀江貴文氏でした。
近鉄バファローズ(当時)の買収、ニッポン放送株の大量購入。そして、郵政解散からの衆院選出馬。
おまけで、氏の発言した「想定内(外)」が流行語大賞を受賞するまでに。
なんでもやっていく堀江氏の姿が、あの青いタヌキネコ型ロボットのキャラクター名が融合し、「ホリエモン」の愛称で呼ばれ始めました。
これだけの”チャレンジ”を繰り広げれば堀江氏が社長を務めた「ライブドア」の名前が世間に轟きました。
堀江氏の”常軌を逸した”数々の行動は、正義には見えません。しかし、世にその意義を問う超人的な行動は「ダークナイト」という形容がぴったりだと思います。
○嫌われたホリエモン
堀江氏の歯に衣着せぬ発言、他人に全くおもねらない姿勢は、テレビでどんどん発信されました。顕著なところでは、報道ステーションのF舘キャスターとの”口喧嘩”を覚えている方もいるのではないでしょうか。
そのような堀江氏の姿勢は、”お上”に対しても変わりませんでした。
2006年、堀江氏は証券取引法違反により逮捕され、懲役2年6か月の実刑判決を言い渡されました。この容疑での実刑というのは、前例がないようです。
「これで堀江も終わっただろう。」
“お上”は一安心したことでしょう。世の中の「真実」は民間人が発信していいものではなく、”お上”が作り上げるものですから。
堀江氏の存在は、世間から一掃されました。
○帰ってきたホリエモン
刑期を終えた堀江氏は、2013年に一冊の本を出しました。それが、
堀江貴文著「ゼロ―なにもない自分に小さなイチを足していく」
この本では、労役すらもホリエモン一流の工夫により、楽しんで効率よくやったというエピソードも紹介されています。
刑務所から出てきても、全くぶれていない堀江氏の姿勢。「これは、ホンモノではないか?」と思ってしまうのも、無理からぬ話ではないでしょうか。
物事を「できない理由」から考えるのか、それとも「できる理由」から考えるのか。それだけだ。突き抜けられるかどうかは能力の差ではなく、意識の差なのである。
堀江貴文著「ゼロ―なにもない自分に小さなイチを足していく」
もしあなたが「やりたいことが見つからない」と悩んでいるのなら、まずは「できっこない」という心のフタを外していこう。何事も「できる!」という前提に立って、そこから「できる理由」を考えていくのだ。
ガッキーが好きだったとして、会いたくはないか?だったら、ガッキーに会うにはどうしたらいいか。それを考えることから始めてみたらどうか。
なるほど。「やりたいこと」というのは、意外に身近に転がってるんだなと感心しました。
僕らの人生には「いま」しか存在しない。
堀江貴文著「ゼロ―なにもない自分に小さなイチを足していく」
過去を振り返っても事態は変わらず、未来に怯えても先へは進めない。
かけがえのない「いま」に全力を尽くすこと。脇目も振らずに集中すること。将来の自分とは、その積み重ねによって形成されていく。(中略)
計画通りに進まず、先が見えないからこそ、人生はおもしろいのである。
嗚呼。来るべき将来に備えることだけに躍起になって会社員を続けてきた私には、衝撃的な考えでした。
将来が向こう50年あるのか、2週間しかないのか。はたまた今日で終わるのか。それは誰にもわかりません。
わかっているのは、「今」生きていることだけです。
○まとめ
再び娑婆に戻ってたダークナイト。ですが今般、堀江氏がテレビに出てくるのは、ロケット打ち上げのときくらいになりました。テレビに映るとは言っても、インタビュー映像はほとんど流されません。「あ、ホリエモンいたんだ」くらいの扱いが多い印象です(苦笑)。
メディア上層部にこびりついた「ホリエモン・アレルギー」は払拭できてないようですねw
これからの堀江氏の動静には注目するべきでしょう。
「ゼロ」は起業を促す内容なので、自らが体当たりで結論にたどり着くには若干しんどい感があります。
本当に起業するにしても、「サラリーパーソンはつらい→好きなことで起業しよう→退職」というロジックで、まずは退職してみるというところから始めるべきでしょう。
私が退職できたのは、前述しました岡本太郎氏と、堀江貴文氏のおかげだと思っています。
決断した「今」が、あなたの本当の人生が始められる最短の出発点であることは間違いないのです。
皆さんの悩みが一日でも早く解決できることをお祈りしています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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