どうも。世界のうりだです。
※書籍の広告を含みます。
新NISAが始まったことで、年始から日経平均が暴騰しています。
その新NISAともっとも相性がいい金融商品は投資信託(投信)です。
NISA口座開設のため、市中銀行に訪れたあなたは、窓口の方にこう尋ねます。
「どの投信がおすすめなのでしょうか?」
金融機関にこの質問をした結果、窓口担当者が誰にとってメリットがある商品を提示してくれるか、ご存知ですか?
なぜ金融機関のおすすめ商品を買ってはいけないのか?
新NISAの発足で、もっとも喜んでいるのは【金融機関】です。
理由は、私たち庶民が爪に火を点す想いで積み上げた数兆~数十兆円からの預貯金が、流れてくるからです。
こんなビジネスチャンスは、滅多にありません。おそらく最後のチャンスでしょう。
「プロのファンドマネージャ」は不要!!
銀行の窓口で投資信託を買いたい旨を伝えると、窓口担当者はこういいます。
「当行おすすめの投信は、『プロのファンドマネージャ』が、数千ある銘柄から厳選してポートフォリオを組んでいます。」
担当者はおもむろに素晴らしいパンフレットを取り出し、商品説明を始めます。このような投信を「アクティブ投信」と呼びます。
見たことがあったりなかったりする投資先の企業名、運用成績(パフォーマンス)、手数料…
「金融商品なんてきっと、こんなものなのよね…」
何の知識も携えずに行くと、窓口担当者の勧められるまま、その投信を購入してしまうことになります。
結論から言えば、NISA口座で購入する投信に「プロのファンドマネージャ」が介在する投信はいりません!
拙著「投資信託の選び方」で、金融機関がおすすめする投信がどういうものなのかを、小説形式でイメージしやすく書いてみました。
架空の銀行オリジナルのアクティブ投信「ミライの希望」は、顧客第一ではなく銀行第一の商品なのです。
NISA口座を開設するために銀行に行くのは、絶対にやめましょう!
正解は「全部買う」
私がおすすめするのは、インデックス投信です。
インデックス投信は、プロのファンドマネージャが厳選しないなら、いったい誰が厳選せるのでしょう。
身も蓋もありませんが、インデックス投信は銘柄を厳選しません。
一定基準をクリアした銘柄の全てを購入します。全部買うことで、市場の平均値(インデックス)を購入することになります。
他者を出し抜くことはできませんが、後れを取ることもありません。
企業は営利目的で動いています。そのため、健全な経済活動が続く限り、平均値は右肩上がりになります。
厳選した数十銘柄くらいだと、全滅は無いにしても、半滅したら、投資資金の半分以上が毀損してしまうかもしれません。
インデックス投信は数百、数千銘柄で構成されているため、アクティブ投信に比べると、そのリスクはぐっと抑えられることになります。
アクティブ投信のコストの意味
当ブログでは、アクティブ投信は、一種の信仰だと捉えています。
アクティブ投信は例外なく、インデックス投信の10倍以上のコスト(信託報酬)を詐取徴収されます。
「それでもいいんです!私はファンドマネージャであるAさんの運用理念に共感したのですから!!」
優良企業を応援するべく、それらの企業に投資するアクティブ投信があるのは事実です。
「そのアクティブ投信を心から応援したい!」「優良企業に活力を与えたい!」という高尚な精神に見合ったコストとして腹落ちするのが重要なのです。
まとめ
まあ当ブログにたどり着いた時点で、皆さんは大丈夫かもしれません(;´▽`)
でも、身近な人が金融機関に行こうとしているかもしれません。もう口座開設してしまったかもしれません。
そんな方がいた場合は、せめてインデックス投信に切り替えることを、強くお勧めしましょう!
今回は、
- なぜ金融機関のおすすめ商品を買ってはいけないのか?→銀行オリジナルの【アクティブ投信】を売りつけられるから。
について、書いてみました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
コメント